第61回 理学療法士国家試験 午後 第71問
運動学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第71問(運動学)の正答は 3 です。支持基底面は、床と接している部分の外側を結んだ範囲で、接地面そのものだけでなくその間の領域も含む。
問題
立位姿勢で正しいのはどれか。
- 1. 幼児の重心は仙骨のやや前方に位置する。
- 2. 安静立位時では重心線は上前腸骨棘を通る。
- 3. 支持基底面は足底とその間を含む面である。 ✓
- 4. Romberg肢位は開脚立位より安定性が高い。
- 5. 安静立位時では身体重心は前後に動揺しない。
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 79.7%やさしい
69人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 支持基底面は足底とその間を含む面である。
支持基底面は、床と接している部分の外側を結んだ範囲で、接地面そのものだけでなくその間の領域も含む。立位では両足底と両足の間を合わせた面になる。
【各選択肢の解説】
1. 幼児の重心は仙骨のやや前方に位置する。
❌ 誤り。仙骨のやや前方(第2仙椎の前方)は成人の重心位置である。正しくは、幼児は頭部が相対的に大きく下肢が短いため、重心は成人より相対的に高い位置にある。
❌ 誤り。仙骨のやや前方(第2仙椎の前方)は成人の重心位置である。正しくは、幼児は頭部が相対的に大きく下肢が短いため、重心は成人より相対的に高い位置にある。
2. 安静立位時では重心線は上前腸骨棘を通る。
❌ 誤り。矢状面の重心線は耳垂(乳様突起)・肩峰・大転子・膝関節前部・外果前方を通る。正しくは、上前腸骨棘ではなく大転子付近を通る。
❌ 誤り。矢状面の重心線は耳垂(乳様突起)・肩峰・大転子・膝関節前部・外果前方を通る。正しくは、上前腸骨棘ではなく大転子付近を通る。
3. 支持基底面は足底とその間を含む面である。
✅ 正しい(=正答)。両足を開けば支持基底面は広がり、そろえれば狭くなる。
✅ 正しい(=正答)。両足を開けば支持基底面は広がり、そろえれば狭くなる。
4. Romberg肢位は開脚立位より安定性が高い。
❌ 誤り。Romberg肢位は両足をそろえた立位で、支持基底面が狭い。正しくは、開脚立位より安定性は低い。
❌ 誤り。Romberg肢位は両足をそろえた立位で、支持基底面が狭い。正しくは、開脚立位より安定性は低い。
5. 安静立位時では身体重心は前後に動揺しない。
❌ 誤り。安静立位でも身体重心は常にわずかに動揺し、姿勢制御で修正され続けている(重心動揺検査で測る)。正しくは、前後・左右に小さく動揺している。
❌ 誤り。安静立位でも身体重心は常にわずかに動揺し、姿勢制御で修正され続けている(重心動揺検査で測る)。正しくは、前後・左右に小さく動揺している。
【試験対策ポイント】
| 安定性を高める条件 | 向き |
|---|---|
| 支持基底面 | 広いほど安定 |
| 重心の高さ | 低いほど安定 |
| 重心線の位置 | 支持基底面の中央に近いほど安定 |
Romberg肢位は支持基底面を狭くした検査肢位である。
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