第61回 理学療法士国家試験 午後 第89問
臨床医学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第89問(臨床医学)の正答は 2 です。手の舟状骨は、血流が遠位から近位へ流れる特殊な栄養構造のため、近位骨片への血流が途絶えやすく、骨折後に偽関節(骨癒合不全)や骨壊死を生じやすい代表的な骨です。
問題
骨折後に偽関節を生じやすいのはどれか。
- 1. 鎖骨遠位部
- 2. 手の舟状骨 ✓
- 3. 橈骨遠位部
- 4. 中手骨骨幹部
- 5. 上腕骨骨幹部
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.7%参考値
15人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 手の舟状骨
手の舟状骨は、血流が遠位から近位へ流れる特殊な栄養構造のため、近位骨片への血流が途絶えやすく、骨折後に偽関節(骨癒合不全)や骨壊死を生じやすい代表的な骨です。
【各選択肢の解説】
1. 鎖骨遠位部
❌ 誤り。偽関節を生じうるが、舟状骨ほど高頻度ではありません。
❌ 誤り。偽関節を生じうるが、舟状骨ほど高頻度ではありません。
2. 手の舟状骨
✅ 正しい。血流が遠位から近位へ供給される構造のため、近位骨片が阻血となり偽関節・無腐性壊死を生じやすいです。
✅ 正しい。血流が遠位から近位へ供給される構造のため、近位骨片が阻血となり偽関節・無腐性壊死を生じやすいです。
3. 橈骨遠位部
❌ 誤り。血流が豊富で骨癒合は良好。偽関節はまれです。
❌ 誤り。血流が豊富で骨癒合は良好。偽関節はまれです。
4. 中手骨骨幹部
❌ 誤り。血流が良く、通常は良好に癒合します。
❌ 誤り。血流が良く、通常は良好に癒合します。
5. 上腕骨骨幹部
❌ 誤り。骨癒合は比較的良好です(橈骨神経麻痺の合併に注意)。
❌ 誤り。骨癒合は比較的良好です(橈骨神経麻痺の合併に注意)。
【試験対策ポイント】
偽関節・骨壊死を生じやすい部位は血流が乏しい部位=手の舟状骨・大腿骨頸部(骨頭壊死)・距骨が三大頻出。いずれも「血流が乏しい近位骨片が壊死する」共通点があります。舟状骨骨折は嗅ぎタバコ窩(スナッフボックス)の圧痛が手がかりです。
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