第61回 理学療法士国家試験 午後 第90問
臨床医学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第90問(臨床医学)の正答は 3 です。ALSの診断は上位と下位の運動ニューロン障害を示すことで行う。
問題
筋萎縮性側索硬化症で診断に最も有用な検査はどれか。
- 1. SPECT
- 2. 頭部CT
- 3. 針筋電図 ✓
- 4. 頸部超音波
- 5. 体性感覚誘発電位
正答:3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 66.1%標準
59人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — 針筋電図
ALSの診断は上位と下位の運動ニューロン障害を示すことで行う。下位運動ニューロン障害(脱神経)を、筋力低下がはっきりしない部位でも捉えられるのが針筋電図であり、診断基準(Awaji基準など)の中心となる。
【各選択肢の解説】
1. SPECT
❌ 誤り。ALSの診断に有用ではない。正しくは、SPECTは脳血流をみる検査で、認知症などの評価に使う。
❌ 誤り。ALSの診断に有用ではない。正しくは、SPECTは脳血流をみる検査で、認知症などの評価に使う。
2. 頭部CT
❌ 誤り。ALSに特有の所見は出ない。正しくは、頭部CT・MRIは脳血管障害など他の疾患を除外するために使う。
❌ 誤り。ALSに特有の所見は出ない。正しくは、頭部CT・MRIは脳血管障害など他の疾患を除外するために使う。
3. 針筋電図
✅ 正しい。線維自発電位・陽性鋭波・線維束自発電位(脱神経)と高振幅・長持続の運動単位電位(神経再支配)を複数の部位で示す。
✅ 正しい。線維自発電位・陽性鋭波・線維束自発電位(脱神経)と高振幅・長持続の運動単位電位(神経再支配)を複数の部位で示す。
4. 頸部超音波
❌ 誤り。ALSの診断には役立たない。正しくは、頸部超音波は頸動脈の狭窄・プラークなどをみる検査である。
❌ 誤り。ALSの診断には役立たない。正しくは、頸部超音波は頸動脈の狭窄・プラークなどをみる検査である。
5. 体性感覚誘発電位
❌ 誤り。感覚路をみる検査である。正しくは、ALSは運動ニューロンの病気で感覚は保たれるため、診断には役立たない。
❌ 誤り。感覚路をみる検査である。正しくは、ALSは運動ニューロンの病気で感覚は保たれるため、診断には役立たない。
【試験対策ポイント】
- ALS=上位+下位運動ニューロンの障害。診断の決め手は針筋電図による下位ニューロン障害の証明
- 起こりにくい症状(陰性徴候)=感覚障害・眼球運動障害・膀胱直腸障害・褥瘡
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