PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第61回 理学療法士国家試験 午後 第93問

臨床医学第61回午後

第61回 理学療法士国家試験 午後 第93問(臨床医学)の正答は 5 です。脊椎は可動性の高い移行部(頸胸・胸腰移行部など)に力学的ストレスが集中し不安定になりやすい一方、仙骨(S2〜S5)は仙腸関節で骨盤と一体化し、ほとんど可動性がないため力学的に最も安定しています。

問題
転移性脊椎腫瘍の部位で、最も安定性が高いのはどれか。
  1. 1. C7〜T2
  2. 2. T11〜L1
  3. 3. L2・L3
  4. 4. L5・S1
  5. 5. S2〜S5

正答:5番

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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 46.2%参考値

13人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:5番 — S2〜S5

脊椎は可動性の高い移行部(頸胸・胸腰移行部など)に力学的ストレスが集中し不安定になりやすい一方、仙骨(S2〜S5)は仙腸関節で骨盤と一体化し、ほとんど可動性がないため力学的に最も安定しています。


【各選択肢の解説】

1. C7〜T2
❌ 誤り。頸胸移行部で、可動性のある頸椎と固定された胸椎の境界のため力学的ストレスが集中します。
2. T11〜L1
❌ 誤り。胸腰移行部は脊柱で最も不安定で骨折・転移の好発部位です。
3. L2・L3
❌ 誤り。腰椎は可動性が高く荷重もかかるため、不安定になりやすいです。
4. L5・S1
❌ 誤り。腰仙移行部で剪断力がかかり、不安定になりやすい部位です。
5. S2〜S5
✅ 正しい。仙骨下部は仙腸関節で骨盤に固定され可動性がなく、力学的に最も安定しています。

【試験対策ポイント】

転移性脊椎腫瘍の安定性評価ではSINS(脊椎不安定性腫瘍スコア)が用いられ、移行部(後頭頸椎・頸胸・胸腰・腰仙)が不安定胸椎中央や仙骨は安定とされます。「可動性が高い・移行部=不安定/固定された仙骨=安定」という力学的視点で考えると判断できます。

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