第5章|ADL評価

理学療法学(評価・治療) 第5章

5-1 ADL(日常生活活動)評価

ADLは食事・整容・更衣・排泄・入浴・移動など、日常生活に必要な基本動作です。代表的な評価尺度を押さえます。

尺度特徴
FIM(機能的自立度評価)18項目・各1〜7点・最高126点。運動13+認知5項目。「している」ADLを実際の介助量で評価
Barthel Index(BI)10項目・100点満点。簡便

FIMは7段階・126点満点で「介助量」を細かく評価し、認知項目を含むのが特徴。Barthel Indexは10項目100点でより簡便。両者の項目数・満点・段階数が問われる。

5-2 「している」ADLと「できる」ADL

  • 「できる」ADL:訓練場面で発揮できる能力
  • 「している」ADL:実生活で実際に行っている活動
  • 両者の差を埋め、できるADLをしているADLにすることがリハの目標

5-3 IADL・QOL

  • IADL(手段的ADL):買い物・調理・金銭管理・交通機関の利用など応用的動作
  • QOL(生活の質)評価:SF-36など

FIMは実際にしている介助量を測るので、能力があってもやっていなければ低く出ます。評価から「参加」につなげる視点が大切です。