第3章|下肢の外傷・変形性膝関節症
整形外科学 第3章
3-1 大腿骨近位部骨折
| 大腿骨頸部骨折 | 大腿骨転子部骨折 |
| 部位 | 関節包内 | 関節包外 |
| 血行・癒合 | 血行が乏しく癒合しにくい・骨頭壊死 | 血行豊富で癒合しやすい |
| おもな手術 | 人工骨頭置換術 | 観血的整復固定術(骨接合) |
頸部骨折で人工骨頭が選ばれやすいのは骨頭への血行が絶たれ骨癒合しにくい/壊死しやすいため。転子部は関節包外で血行が良く骨接合で癒合しやすい。
3-2 膝・下腿・足の外傷
- 前十字靱帯(ACL)損傷:スポーツ外傷・膝くずれ。半月板損傷を合併しやすい
- 半月板損傷:ロッキング(膝が伸びなくなる)・マックマレーテスト
- アキレス腱断裂:中年のスポーツ・「後ろから蹴られた」感覚。トンプソンテスト陽性(つま先が動かない)
3-3 変形性膝関節症(膝OA)
- 中高年女性に多い。内側型が多く内反変形(O脚)
- 関節裂隙狭小化・骨棘・軟骨下骨硬化。運動療法(大腿四頭筋強化)・減量が基本
膝OAは内側型・内反(O脚)が典型。保存療法の柱は大腿四頭筋の筋力強化と体重管理。進行例で人工膝関節置換術(TKA)。