認知症はいったん獲得した知的機能が、脳の器質的障害で持続的に低下する状態です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| アルツハイマー型 | 最多。近時記憶障害で発症・緩徐に進行・女性に多い |
| 脳血管性 | 階段状に進行・まだら認知症・麻痺など神経症状を伴う |
| レビー小体型 | 具体的な幻視・パーキンソン症状・症状の変動 |
| 前頭側頭型 | 人格変化・脱抑制(記憶は比較的保たれる) |
アルツハイマー=記憶、レビー=幻視、前頭側頭=人格変化、脳血管性=まだら・階段状。中核症状(記憶・見当識)とBPSD(行動心理症状:徘徊・興奮)の区別も頻出。
| せん妄 | 認知症 | |
|---|---|---|
| 発症 | 急性 | 慢性・緩徐 |
| 意識 | 混濁(意識障害あり) | 清明 |
| 経過 | 変動・可逆的 | 持続・進行性 |
せん妄は「急性・意識障害あり・可逆」、認知症は「慢性・意識清明・進行性」。入院高齢者の急な混乱はまずせん妄を疑い、身体的原因(脱水・感染・薬剤)を探す。