第6章|筋・神経筋接合部・てんかん

神経内科学 第6章

6-1 筋原性・神経原性・神経筋接合部の見分け

この章の問題は「どこが壊れているか」を先に決めると解ける。障害部位ごとに検査所見が決まっている。

項目筋原性(筋ジストロフィー・多発性筋炎)神経原性(前角細胞・末梢神経)神経筋接合部(重症筋無力症・Lambert-Eaton)
筋力低下の分布近位筋優位(筋強直性のみ遠位優位)末梢神経支配領域・遠位優位外眼筋・球筋・四肢近位筋
血清CK上昇(DMDは数千〜数万IU/L)正常〜軽度上昇上昇しない(正常)
針筋電図低振幅・短持続・多相性高振幅・長持続反復刺激試験で判定
腱反射正常〜減弱減弱(前角・末梢)/亢進(上位運動ニューロン)正常〜減弱
感覚障害なしあり(手袋靴下型など)なし
Babinski反射陰性陰性(上位運動ニューロン障害でのみ陽性)陰性

重症筋無力症でCKを運動量の指標にするのは誤り → CKは筋線維の壊れ具合を示す指標で、筋自体が壊れない接合部疾患では上がらない。CKを負荷指標に使うのは多発性筋炎

筋疾患の共通像=近位筋優位・感覚正常・腱反射正常〜減弱・Babinski陰性。深部感覚障害やBabinski陽性が並んでいたら、それは筋疾患の選択肢ではない。

6-2 Duchenne型筋ジストロフィー ― 遺伝と症状

  • 遺伝形式=X連鎖(伴性)劣性遺伝。ジストロフィン遺伝子はX染色体短腕(Xp21)。保因者は母親、発症するのはほぼ男児
  • 筋形質膜のジストロフィン蛋白が欠落(免疫染色で陰性)。Becker型は部分的に発現が残り軽症・進行も緩徐
  • 発症=幼少期3〜5歳。転びやすい・走れない・階段が昇れない、で気づかれる。出生時は筋緊張ほぼ正常
  • 筋萎縮は近位筋(骨盤帯・大腿)から下肢が上肢より先に低下する
  • 血清CK著明高値。知的障害の合併はまれではない(ジストロフィンは中枢神経にも発現)

3大所見

所見中身反映する筋
登攀性起立(Gowers徴候)床から立つとき自分の膝・大腿に手をついてよじ登る殿筋・大腿四頭筋=骨盤帯近位筋
動揺性歩行(あひる歩行)体幹を左右に振る。腰椎前弯を伴う中殿筋(股関節外転筋)
下腿三頭筋の仮性肥大筋線維が脂肪・結合組織に置換され太く見えるが筋力は弱い腓腹筋

異常歩行の持ち主を取り違えない。動揺性歩行=DMD(中殿筋)小刻み歩行=Parkinson病踵打ち歩行=深部感覚障害(脊髄癆)酩酊歩行=小脳性失調逃避性歩行=疼痛

DMDの誤答肢つぶし。常染色体劣性・常染色体優性は誤り(X連鎖劣性)/女性に多いは誤り(男児)/成人後発症は誤り(3〜5歳)/感染が契機は誤り(遺伝子変異)/心筋障害はまれは誤り(心筋症は呼吸筋麻痺と並ぶ予後規定因子)/下肢の伸展拘縮は誤り(尖足・股関節および膝関節の屈曲拘縮)/踵足変形は誤り(下腿三頭筋短縮による尖足)/ミオトニアは誤り(筋強直性ジストロフィーの所見)/平均寿命約60歳は誤り(現在も30歳前後)。

6-3 Duchenne型の経過・機能障害度ステージ・理学療法

  • 歩行不能となるのは10歳前後(10〜12歳ごろ)5歳ごろまでに歩行不能はまれ/15〜20歳まで歩けるも誤り
  • 関節拘縮・尖足は歩行不能となった進行期以降に目立つ。発症初期から強く生じるわけではない
  • 歩行不能後は脊柱側弯が進み、20歳前後に呼吸不全・心不全をきたす

厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類は「移動様式」でランクが決まる。ステージ名を暗記するのではなく、何で動いているかを読む。

ステージ移動能力
1〜3歩行可能(階段昇降が独力→手すり要→不能へ)
4歩行可能だが階段昇降は不能
5起立・歩行不能。四つ這い移動(車椅子生活に移行)
6いざり這い(ずり這い)移動
7座位保持は可能だが移動不能
8座位保持も不能

段階ごとの理学療法の眼目

  • 歩行期=拘縮予防・過用回避。下肢の漸増抵抗運動は禁忌的(筋崩壊を助長する)
  • 歩行消失〜車椅子期(ステージ5前後)=脊柱側弯が急速に進む。最優先は体幹装具・座位保持装置による側弯進行の抑制。立ち上がり練習は適応外
  • 進行期=呼吸機能が生命予後を決める。独歩不能になった時点で優先すべき評価は呼吸機能検査(%VC)。%VC 40%以下で人工呼吸器導入を検討。徒手での咳嗽介助・排痰は呼吸不全が前景化する末期で重要度が上がる
  • 学校生活:小学3〜4年では書字は保たれる/高学年ではトイレ動作に介助が必要/高学年〜中学は美術などで補助具の工夫/中学〜高校はパソコン入力装置(音声入力・ジョイスティック)の工夫

「歩行消失後に四つ這い生活を積極的に指導する」は誤り → 四つ這い生活の継続は脊柱後弯変形を加速させ呼吸機能を落とす。車椅子への早期移行が標準。

DMDは筋疾患なので神経伝導速度検査は診断的価値がない。深部腱反射・前腕回内外試験も進行期の優先評価にならない。

6-4 その他の筋ジストロフィーと遺伝形式

遺伝形式発症年齢筋力低下の分布・特徴
Duchenne型X連鎖劣性(男児)幼児期3〜5歳近位筋優位・Gowers徴候・仮性肥大・頻度最多
Becker型X連鎖劣性(男児)学童期〜成人DMDの軽症型・進行緩徐・ジストロフィン部分発現
筋強直性常染色体優性(CTGリピート伸長・表現促進)成人期20〜40歳代遠位筋優位・ミオトニア・斧様顔貌
福山型(先天性)常染色体劣性(男女とも)乳児期早期=最も早い筋緊張低下・運動発達遅滞・脳奇形・高度の精神遅滞・てんかん。日本に多いがDMDより頻度は低い
肢帯型常染色体(劣性が多い)幅広い肩甲帯・骨盤帯の近位筋優位
顔面肩甲上腕型常染色体優性思春期〜成人顔面・肩甲帯・上腕から

筋強直性ジストロフィー

  • 成人で最も多い筋ジストロフィー。中核症状はミオトニア=筋の弛緩遅延。つり革を握ると放しにくい(把握ミオトニア)、閉眼後に開けにくい、叩打ミオトニア
  • 遠位筋優位(他型は近位筋優位。ここが最大の鑑別点)
  • 側頭筋・咬筋の萎縮+前頭部脱毛による斧様顔貌、白内障、心伝導障害、耐糖能異常、性腺機能低下、知的機能低下

「つり革を放せない・遠位筋優位・斧様顔貌・親も同症状」という症例で選ぶのはミオトニアアテトーゼ=脳性麻痺などの不随意運動/Gowers徴候=下肢近位筋(DMD)/Lhermitte徴候=頸部前屈で走る電撃痛(多発性硬化症など脊髄病変)/Romberg徴候=深部感覚障害(後索)で、いずれも筋強直性ジストロフィーの所見ではない。

筋強直性ジストロフィーの誤答肢。5歳までに発症は誤り(成人期)/伴性劣性遺伝は誤り(常染色体優性)/顔面筋は侵されにくいは誤り(顔面筋・側頭筋・胸鎖乳突筋が侵され斧様顔貌)/認知機能は障害されないは誤り

他疾患の遺伝形式も同時に問われる。脊髄性進行性筋萎縮症=常染色体劣性(SMN1)Huntington病=常染色体優性(CAGリピート)。「伴性劣性」に置き換える引っかけが定番。

福山型が「男児のみ」「初発3歳前後」「精神遅滞はDMDより少ない」「15歳以降も歩行可能」はすべて誤り → 常染色体劣性で男女とも発症、乳児期発症、精神遅滞は高度、歩行を獲得できないか早期に歩行不能。

6-5 重症筋無力症 ― 病態と症状

  • シナプス後膜のアセチルコリン受容体(AChR)に対する自己抗体による自己免疫疾患。脱髄性疾患ではない
  • 神経終末からのACh放出は保たれる。放出側(シナプス前膜)の障害はLambert-Eaton症候群
  • 胸腺異常(胸腺過形成・胸腺腫)の合併が多い。拡大胸腺摘除術が治療として行われる
  • 好発=若年発症型(20〜30歳代)で女性優位。高齢発症型は男性にやや多い。40歳以前の発症はまれではない
  • 指定難病で患者数は限られる。Parkinson病より患者数は少ない

症状

  • 易疲労性=反復使用で筋力低下、休息で回復
  • 日内変動=夕方・疲労時に悪化、朝は比較的良好
  • 眼瞼下垂・複視が初発・高頻度。嚥下障害・構音障害・呼吸筋障害
  • 四肢は近位筋優位。感覚障害はない

「起床時・午前中に症状が強い」は誤り → 夕方悪化。「複視はまれ」は誤り → 眼症状が高頻度。「四肢遠位筋優位」は誤り → 近位筋・球筋。「悪性腫瘍の合併が多い」も誤り → 合併するのは胸腺腫(10〜15%程度)であり、他の悪性腫瘍との関連は高くない。悪性腫瘍合併が要点になるのは皮膚筋炎

6-6 重症筋無力症 ― 検査・治療・クリーゼ・理学療法

検査結果
誘発筋電図・低頻度反復刺激試験waning(漸減)=M波の振幅が漸減
テンシロン(抗コリンエステラーゼ薬)試験一時的に症状が改善(悪化ではない)
血清CK正常(上昇しない)
抗体抗AChR抗体陽性

QMG score(重症筋無力症の定量的重症度評価)

  • 含まれる=眼球運動(眼瞼下垂・複視)・嚥下機能・構音・咀嚼・顔面筋・頸部筋・上肢筋・下肢筋・呼吸機能
  • 含まれない=意識状態・感覚障害・排尿機能(いずれもMGの症状ではない)

クリーゼと理学療法

  • 筋無力性クリーゼの誘因=感染・過労・手術・ストレス・一部の薬剤
  • クリーゼでは呼吸筋麻痺により拘束性換気障害をきたす。閉塞性ではない
  • 運動療法は過用(オーバーワーク)を避け、低負荷から漸増。疲労を翌日に残さないよう休息を挟む

MG患者の理学療法での誤答肢。血清CKを運動量の指標にするのは誤り筋緊張亢進へのボツリヌス毒素療法は誤り(筋力低下が問題で筋緊張亢進はない。ボツリヌスは接合部を遮断するため禁忌)/クリーゼで閉塞性換気障害を念頭に、は誤り(拘束性)/体温上昇で神経症状が増悪するので環境温に注意、は誤り → 体温上昇での増悪=Uhthoff現象は多発性硬化症の特徴。

6-7 Lambert-Eaton症候群と神経筋接合部に働く薬物

比較点重症筋無力症Lambert-Eaton症候群
障害部位シナプス後膜のAChRシナプス前膜=ACh放出の障害
反復刺激試験waning(漸減)waxing(漸増)
随伴胸腺腫・胸腺過形成肺小細胞癌に随伴することが多い
薬物作用間違えやすい点
コリンエステラーゼ阻害薬AChの分解を抑え神経筋接合部のACh濃度を高める。MGの治療薬MGの治療は抗コリン「エステラーゼ阻害」薬抗コリン薬は逆効果で誤り
抗コリン薬副交感神経遮断→気管支拡張・口渇「気管支収縮を促進」は誤り
β遮断薬心拍数・心収縮力を抑制し降圧「骨格筋の収縮力を増強」は誤り。運動強度はBorgを併用
カルシウム拮抗薬血管拡張・降圧「心拍出量を増加させる」は誤り
利尿薬水・Naの再吸収を抑制し尿量増加「再吸収を促進」は誤り
ボツリヌス毒素神経筋接合部でACh放出を阻害して筋を弛緩。効果は約3〜4か月。痙縮・局所性ジストニアに使用作用部位は「筋内神経」ではない。効果「約3日」は誤り。MG・Lambert-Eaton症候群には禁忌(適応があるは誤り)

病態と治療薬の組合せ問題は「その薬が原因側でないか」を見る。関節リウマチ―メトトレキサート(アンカードラッグ)が正しい組合せL-dopaはジスキネジアを起こす側/アスピリンは消化管出血を起こす側/男性ホルモンは前立腺肥大を増悪させる側で、いずれも治療薬ではない。

神経ブロックの合併症も接合部と並んで問われる。星状神経節ブロック→反回神経への波及で嗄声、ほかにHorner症候群。三叉神経痛には三叉神経ブロック・ガッセル神経節ブロックを用い、硬膜外ブロックではない。

6-8 炎症性筋疾患(多発性筋炎・皮膚筋炎)

  • 女性に多い。膠原病に共通
  • 近位筋優位の筋力低下(立ち上がり・階段昇降・上肢挙上が困難)。遠位筋優位は誤り
  • 血清CK上昇、筋電図は筋原性=低振幅・短持続(高振幅は神経原性なので誤り)
  • 腱反射は正常〜低下(亢進は上位運動ニューロン障害)。感覚障害はない(手袋靴下型は末梢神経障害)
  • 咽頭・食道の筋障害で嚥下障害をきたす心筋炎・不整脈も起こる(心筋は障害されないは誤り)
  • 間質性肺炎の合併は予後不良因子皮膚筋炎は悪性腫瘍を高率に合併(腫瘍随伴性)し、中高年発症例では悪性腫瘍の精査が必須
  • 皮膚所見=ヘリオトロープ疹・Gottron徴候蝶形紅斑はSLE

回復初期の理学療法

  • 負荷の目安は血清CK(血小板数ではない)。活動性に応じて調整し、回復初期は過負荷を避ける
  • 筋力トレーニングは近位筋中心(遠位筋中心は誤り)
  • 間質性肺炎の合併に注意して呼吸状態を見ながら進める
  • 筋痛やCK上昇は悪化のサイン → 継続でなく負荷軽減・中止を検討(「抵抗を減らして時間を延ばし継続」は誤り)
  • レイノー現象など血管病変があり、手指の冷感への安易なホットパックは不適切

合併の取り違えに注意。胸腺腫=重症筋無力症先行感染=Guillain-Barré症候群悪性腫瘍=皮膚筋炎。「高い室温で筋力が低下する」は多発性筋炎の特徴ではない。

6-9 電気診断で疾患を割る/紛らわしい隣接疾患

所見示す病態代表疾患
神経伝導速度の低下・潜時延長脱髄CIDP(慢性炎症性脱髄性多発ニューロパチー)・Guillain-Barré症候群
振幅低下軸索障害軸索型ニューロパチー
F波の潜時延長・出現率低下近位部(神経根含む)の障害。F波は近位部の伝導を反映Guillain-Barré症候群(潜時は延長。短縮は誤り)
反復刺激でwaningシナプス後膜重症筋無力症
反復刺激でwaxingシナプス前膜Lambert-Eaton症候群
低振幅・短持続の運動単位電位筋原性筋ジストロフィー・多発性筋炎

Parkinson病・進行性核上性麻痺・多系統萎縮症は中枢の変性疾患なので、末梢神経伝導検査は基本的に正常。F波異常の選択肢に並んでいたらすべて切ってよい。

顔面筋の左右差をみる問題

顔面筋MMTで前頭筋・眼輪筋(上部顔面)が左右とも保たれ、口角挙筋・口輪筋・鼻筋(下部顔面)だけが片側で低下していたら中枢性顔面神経麻痺。上部顔面は両側大脳支配なので中枢性では残る。

区別点中枢性(核上性)末梢性(核・核下性)
額のしわ寄せ可能不能
閉眼可能不能
代表疾患被殻出血など脳卒中Bell麻痺・Ramsay Hunt症候群

重症筋無力症は易疲労性・眼瞼下垂・複視が主体で、固定した片側下部顔面麻痺のパターンにはならない。筋強直性ジストロフィーは両側対称性の顔面筋萎縮(斧様顔貌)なのでこれも合わない。

視神経脊髄炎は抗アクアポリン4抗体による自己免疫性脱髄疾患で、視神経炎+脊髄炎を再発と寛解を繰り返しながら生じ、3椎体以上の長い脊髄病変を作る。免疫不全ではなく自己免疫。レム睡眠行動異常=Parkinson病・Lewy小体型認知症/JCウイルス=進行性多巣性白質脳症/抗コリンエステラーゼ薬が効く=重症筋無力症で、いずれも視神経脊髄炎ではない。

6-10 てんかん ― 発作型・症候群・発作時対応

てんかんは大脳ニューロンの過剰放電による反復性の発作。意識障害の有無で全般発作と焦点(部分)発作を割るのが原則。

発作型意識特徴
強直発作・間代発作・強直間代発作障害あり全般発作。持続的緊張/律動的けいれん。発作後もうろう状態
欠神発作・非定型欠神発作障害あり全般発作。数秒〜十数秒の意識消失
Jackson発作(焦点運動発作)保たれる運動野の興奮が身体の一部から隣接部位へ「行進」するように広がる
複雑部分発作(焦点意識減損発作)減損もうろう状態で歩き回る・徘徊などの自動症

年齢と誘因で決まるてんかん症候群

症候群年齢発作と誘因・脳波
小児欠神てんかん学童期5〜10歳数秒の意識消失で倒れない過呼吸で誘発・脳波3Hz棘徐波複合
若年性ミオクロニーてんかん思春期起床時・睡眠不足で誘発される上肢のミオクロニー(物を落とす、意識消失なし)・光過敏性
覚醒時大発作てんかん思春期〜起床後の全般強直間代発作が主
側頭葉てんかん幅広い自動症・意識減損を伴う焦点発作
Lennox-Gastaut症候群幼児期強直発作・非定型欠神・知的障害を伴う難治てんかん

欠神発作の誤答肢。心因性は誤り(脳の異常放電)/高齢で発症は誤り(学童期)/発作後に入眠は誤り(発作後症状がなくすぐ元の活動に戻る。もうろう状態を欠くのが強直間代発作との区別点)/周囲に気付かれやすいは誤り(倒れず一瞬の動作停止・凝視のみで、ぼんやり・学業不振として見過ごされる)。

発作時の対応

  • まず周囲の危険物を取り除く=安全確保・外傷予防が最初の一手
  • 徘徊しているときは付き添って一緒に移動する。落ち着いた静かな対応
  • 側臥位(回復体位)で気道確保。発作の持続時間を観察する

やってはいけないこと。口に物(割り箸・タオル)を噛ませない=窒息・誤嚥・歯や口腔の損傷/身体を押さえて止めない=本人と介助者が負傷する/体をゆすらない=発作は止まらず転倒を招く/大声をかけない=意識減損下では刺激にしかならない/一人にしない=転倒・事故の危険。救急搬送は短時間で収まれば通常不要で、重積や反復時に検討する(最初の対応ではない)。