最終更新:2026年10月4日(第28回の結果を反映)
一度落ちると、まわりに同じ立場の人がいなくなる。でも、既卒だからこそ変えられることがあります。現役の言語聴覚士・養成校教員が、既卒・浪人での合格戦略を整理しました。
国家試験に落ちた次の一年は、本当にしんどい。一緒に勉強した同期は現場に出て、自分だけ置いていかれた気持ちになる——その気持ちは、養成校で何人もの学生を見てきて、よく分かっているつもりです。でも、はっきり言います。既卒で落ちる一番の原因は、頭の良し悪しではなく「去年と同じ勉強を、同じやり方で繰り返してしまうこと」です。やり方さえ変えれば、結果は変わる。一人でも戦えるように、この道具一式を作りました。
— ST-Toolbox 開発/現役の言語聴覚士・養成校教員
| 受験者 / 合格者 | 2,187人 / 1,453人 |
| 全体の合格率 | 66.4%(前年より6.5ポイント低い) |
| 不合格者 | 734人(前年は635人) |
| 大学新卒だけの合格率 | 85.9%(旺文社の集計) |
出典:厚生労働省「第28回言語聴覚士国家試験の合格発表について」・旺文社 教育情報センター。既卒だけの合格率は厚生労働省から公表されていません。
毎年700人前後が不合格になり、その多くが翌年に既卒として受け直します。新卒の合格率が85%を超えるのに対し、既卒(一度落ちて再受験する人)の合格率は大きく下がります。これは「既卒だから不利」なのではありません。多くの人が去年と同じ勉強をなぞり、同じ科目・同じ場所でまた失点しているからです。裏を返せば——失点の原因を正確につかんで、そこだけ集中的に潰せば、合格はぐっと近づきます。既卒のあなたに足りないのは勉強量ではなく、「どこで落としているか」を客観的に映す鏡かもしれません。
学校の授業も、一緒に解く仲間も、進度を管理してくれる先生もいなくなる。モチベーションと生活リズムを一人で保つのが最大の壁になります。
最新回の出題傾向や注目テーマの情報が学校経由で入らなくなる。古い教材だけで戦うと、変化した出題に対応できません。
「とりあえず全範囲をもう一周」では、得意な科目に時間を使い、苦手な科目=落ちた原因が放置されがち。これが一番多い不合格パターンです。
国家試験は毎年2月、合格発表は3月下旬です。落ちたと分かってから次の本番まで、使えるのは約10か月。時期ごとにやることを分けておくと、「何から手をつければいいか分からない」で春を溶かさずに済みます。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 3月下旬〜4月 | 生活を決める(働きながらか、勉強に専念か)。自己採点を科目別に並べ、どこで何点落としたかを書き出す。 |
| 5月〜8月 | 落とした科目から過去問を解き、間違えた所だけ要点を覚え直す。全範囲の「もう一周」から始めない。 |
| 9月〜12月 | 模試で200問を通しで解き、合格ライン(120点)との距離を測る。苦手科目が残っていれば計画を組み直す。 |
| 1月〜2月 | 新しい教材に手を出さず、間違えた問題の解き直しと、出題の多い所の確認だけに絞る。 |
既卒の勉強に要るものは、教材と続けるための仕組みの2つです。教材は過去問と解説でほぼそろいます。差が出るのは「続ける仕組み」を誰が持つか。自分に合う形で選んでください。
| 費用の目安 | 向いている人 | |
|---|---|---|
| 通学の予備校 | 数十万円 | 決まった日に通い、対面で人に見てもらう方が続く人。費用と通う時間を出せる人。 |
| 動画・通信講座 | 約9万円〜 | 講義を聞いて理解し直したい人。見る日を自分で決めて続けられる人。 |
| 独学 | 0円〜 | 自分で計画を立てて、崩れても立て直せる人。教材は無料の過去問と解説で足ります。 |
| 既卒プレミアム | ¥12,800 | 教材は自分で解けるが、計画と進み具合の管理を外に任せたい人。働きながらオンラインで完結させたい人。 |
※費用は2026年7月時点で各社の公開情報から見た目安です。講座により異なります。
まず、今の自分が本番で何点取れるかを知る。本試験と同一形式・同一難易度のオリジナル模試(午前100問・午後100問)で、合格ラインとの距離を数字で突きつけます。提出までは正誤も正答率も出ないので、本番のヒリつきも体験できます。
STワンコイン模試(500円)を見る →第15〜28回・2,800問を完全無料で収録した過去問アプリで、科目別に解く。学習履歴分析が「どの科目で落としているか」を自動で可視化するので、感覚ではなくデータで弱点が分かります。全問に現役STの解説つき。
過去問アプリ(無料)を使う →特定した弱点科目だけを、要点ノートで集中的に埋める。引っかけポイント中心に整理してあるので、全範囲をやり直すより短時間で“落とさない知識”に変わります。印刷にも対応。失語症・言語発達障害は無料で読めます。
ST国試ノートを見る →上の3つで足ります。実際、これだけで受かる人もいます。既卒がつまずくのはそこではなく——毎日「今日は何をどこまでやるか」を自分で決め続けるところ。決断疲れが積もって手が止まり、気づけば去年と同じ順番で、得意科目からやり直している。ここを外に預けられるのが既卒プレミアムです。
| 無料でできること | 既卒プレミアム(¥12,800) | |
|---|---|---|
| 過去問2,800問・全問解説 | ◯ 全部使える | ◯ 同じものを使う |
| 弱点の可視化 | ◯ 学習履歴分析(自分で読む) | ◎ 知識マップで全範囲の習得率を1枚に |
| 学習計画 | 自分で立てる | ◎ 本試験日から逆算した専用ロードマップ。国試ノート全215章まで締切を割ったマイルストーン表つき |
| 毎週の指示 | なし | ◎ 「今週やること」と日別ミッション。遅れは「あと何問」で出る |
| ST国試ノート(有料科目) | 2科目のみ無料(全解放¥850) | ◎ 追加料金なしで込み |
| ワンコイン模試 | 1回¥500 | ◎ 追加料金なしで込み |
※ノート¥850・模試(1回¥500)は、プレミアムに含まれます。
言語聴覚士国家試験に落ちたら、まず何をすればいいですか?
最初の1か月で決めるのは2つだけです。①次の1年の生活(働きながらか、勉強に専念か)と、②今年どの科目で何点落としたか。自己採点の結果を科目別に並べ、落とした場所から勉強を始めます。全範囲を最初からやり直すのは、去年と同じ失点を繰り返す一番多いパターンです。
既卒は予備校に通うべきですか?
必須ではありません。予備校の価値は教材よりも、通う日が決まっていて計画と進み具合を誰かが見てくれることにあります。対面で人に見てもらう方が続く人、費用(数十万円)と時間を出せる人には合います。教材は無料の過去問と解説でそろうので、自分で計画を続けられるなら独学で十分です。その中間として、計画と進み具合の管理だけを外に任せる方法もあります。
既卒でも言語聴覚士国家試験に合格できますか?
できます。既卒の合格率が新卒より下がる最大の理由は、去年と同じ勉強を繰り返して同じ場所で失点することです。失点の原因=弱点科目を客観的に特定し、そこを集中的に潰せば合格は十分に狙えます。
既卒の勉強は何から始めればいいですか?
まず模試や過去問で今の実力を点数として客観視し、どの科目で落としているかを特定することから始めてください。やみくもに全範囲をやり直すより、弱点科目に時間を集中させる方が効率的です。
一人で計画を立てて続ける自信がありません。どうすればいいですか?
既卒がつまずくのは教材の不足ではなく、毎日「今日は何をどこまでやるか」を自分で決め続ける負担です。ここを外に預けるのが既卒プレミアム(¥12,800)で、本試験日から逆算した専用ロードマップを組み、毎週やることを届けます。遅れは「あと何問」という形で見えるので、立て直しも数字でできます。 くわしく見る →
既卒プレミアムは何が含まれていて、いくらですか?
¥12,800(税込)で2027年3月末まで、期間中の追加課金はありません。専用ロードマップ(国試ノート全215章まで締切を割ったマイルストーン表つき)、知識マップによる習得率管理、毎週の計画と声かけに加えて、ワンコイン模試とST国試ノートの有料科目も追加料金なしで含まれます。お申し込みの締切はなく、申し込みから8日以内であれば理由を問わず全額返金します。 くわしく見る →
独学で再受験しても大丈夫ですか?
独学でも合格は可能です。重要なのは、客観的に実力を測る手段(模試)と、弱点を埋める教材(過去問解説・要点ノート)を持つことです。一人でも学習の現在地と次にやるべきことが分かる仕組みを使えば、独学の不利は大きく補えます。