一度落ちると、まわりに同じ立場の人がいなくなる。でも、既卒だからこそ変えられることがあります。現役の言語聴覚士・養成校教員が、既卒・浪人での合格戦略を整理しました。
国家試験に落ちた次の一年は、本当にしんどい。一緒に勉強した同期は現場に出て、自分だけ置いていかれた気持ちになる——その気持ちは、養成校で何人もの学生を見てきて、よく分かっているつもりです。でも、はっきり言います。既卒で落ちる一番の原因は、頭の良し悪しではなく「去年と同じ勉強を、同じやり方で繰り返してしまうこと」です。やり方さえ変えれば、結果は変わる。一人でも戦えるように、この道具一式を作りました。
— ST-Toolbox 開発/現役の言語聴覚士・養成校教員
新卒の合格率が80%を超えるのに対し、既卒(一度落ちて再受験する人)の合格率は大きく下がります。これは「既卒だから不利」なのではありません。多くの人が去年と同じ勉強をなぞり、同じ科目・同じ場所でまた失点しているからです。裏を返せば——失点の原因を正確につかんで、そこだけ集中的に潰せば、合格はぐっと近づきます。既卒のあなたに足りないのは勉強量ではなく、「どこで落としているか」を客観的に映す鏡かもしれません。
学校の授業も、一緒に解く仲間も、進度を管理してくれる先生もいなくなる。モチベーションと生活リズムを一人で保つのが最大の壁になります。
最新回の出題傾向や注目テーマの情報が学校経由で入らなくなる。古い教材だけで戦うと、変化した出題に対応できません。
「とりあえず全範囲をもう一周」では、得意な科目に時間を使い、苦手な科目=落ちた原因が放置されがち。これが一番多い不合格パターンです。
まず、今の自分が本番で何点取れるかを知る。本試験と同一形式・同一難易度のオリジナル模試(午前100問・午後100問)で、合格ラインとの距離を数字で突きつけます。提出までは正誤も正答率も出ないので、本番のヒリつきも体験できます。
STワンコイン模試(500円)を見る →第15〜28回・2,800問を完全無料で収録した過去問アプリで、科目別に解く。学習履歴分析が「どの科目で落としているか」を自動で可視化するので、感覚ではなくデータで弱点が分かります。全問に現役STの解説つき。
過去問アプリ(無料)を使う →特定した弱点科目だけを、要点ノートで集中的に埋める。引っかけポイント中心に整理してあるので、全範囲をやり直すより短時間で“落とさない知識”に変わります。印刷にも対応。失語症・言語発達障害は無料で読めます。
ST国試ノートを見る →既卒でも言語聴覚士国家試験に合格できますか?
できます。既卒の合格率が新卒より下がる最大の理由は、去年と同じ勉強を繰り返して同じ場所で失点することです。失点の原因=弱点科目を客観的に特定し、そこを集中的に潰せば合格は十分に狙えます。
既卒の勉強は何から始めればいいですか?
まず模試や過去問で今の実力を点数として客観視し、どの科目で落としているかを特定することから始めてください。やみくもに全範囲をやり直すより、弱点科目に時間を集中させる方が効率的です。
独学で再受験しても大丈夫ですか?
独学でも合格は可能です。重要なのは、客観的に実力を測る手段(模試)と、弱点を埋める教材(過去問解説・要点ノート)を持つことです。一人でも学習の現在地と次にやるべきことが分かる仕組みを使えば、独学の不利は大きく補えます。