短い音の聞こえは、その持続時間に強く左右されます。ある時間まではエネルギーを足し合わせて聞く時間的加重が働きます。
ひっかけ:「短い音では持続時間を短縮すると絶対閾が低下する」は誤り(上昇する)。「短い音の音色は持続時間に依存しない」は誤り(依存する)。
大きな音にさらされた後の一時的な閾値上昇が聴覚疲労(TTS)です。音響外傷との区別が最頻出です。
| 区分 | 原因 | 特徴 |
|---|---|---|
| 聴覚疲労=一過性閾値上昇(TTS) | ある程度持続する騒音曝露 | 曝露後に一時的に閾値上昇。休めば回復。騒音下のヘッドホン聴取・コンサート後など |
| 永続性閾値上昇(PTS)=騒音性難聴 | TTSの反復・慢性曝露 | 回復しない恒常的な閾値上昇に至る |
| 音響外傷 | 瞬間的な強大音(爆発音など) | 聴覚疲労とは別物。一度の強大音で急性に生じる |
最頻出ひっかけ:「聴覚疲労は瞬間的な騒音暴露によって生じる」は誤り。聴覚疲労(TTS)はある程度持続する曝露で生じ、瞬間的な強大音で生じるのは音響外傷(別物)。TTSは繰り返すとPTS(騒音性難聴)になる。
聴覚情景分析は、混ざり合った音を音源ごとにまとめて分離して聞く働き(音脈分凝)です。雑音下で目的の声を拾う土台になります。
| 用語 | 対応する概念 |
|---|---|
| カクテルパーティ効果 | 選択的注意 |
| 文脈効果 | トップダウン処理(文脈が知覚を導く) |
| ストループ効果 | 認知的葛藤 |
| マッカロー効果 | 残効 |
| 初頭効果 | リハーサル(長期記憶への移行) |
ひっかけ:「文脈効果=ボトムアップ処理」は誤り。文脈効果は上位の文脈情報が知覚を導くトップダウン処理。カクテルパーティ効果=選択的注意はセットで正しい組合せ。