第2章|聴覚の生理

対応過去問 5問 / 難易度 ★★★☆☆

中耳伝音機構

音の増幅機序

中耳伝音系の主な役割:空気から内耳液(外リンパ)へのインピーダンス整合(マッチング)

増幅の機序(3つ):

  1. 鼓膜とアブミ骨底板の面積比(鼓膜面積はアブミ骨底板の約17倍)
  2. 耳小骨の梃子(てこ)比
  3. 鼓膜の圧縮効果
  • 中耳伝音系による音圧増強は約25〜30dB程度(80dBではない)
  • 伝音難聴の最大聴力損失は約60〜65dB(骨導は正常のため)
「中耳伝音系には約80dBの音圧増強作用がある」は誤り。約25〜30dBが正しい。
「中耳伝音系によって音エネルギーが付加される」は誤り。中耳はインピーダンスを整合して伝達効率を高めるだけで、エネルギーを加えているのではない。
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この章の続きで扱う内容
  • 外耳道の共鳴
  • 音の方向覚
  • 音の左右時間差の処理
  • 一過性閾値上昇(TTS)