第5章|発達・愛着・動機づけ・情動

対応過去問 8問/難易度 ★★★☆☆
この章のねらい:臨床心理学の「発達・情意」領域の総まとめ。愛着(アタッチメント)・動機づけ・情動の理論が中心で、いずれも用語と提唱者・型(分類)の正確さが勝負です。愛着や遊びの発達は言語発達障害学と、動機づけは訓練導入の場面とつながります。他の心理学系科目(心理測定法ほか)とも重なる基礎領域です。

5-1 愛着(アタッチメント)理論

ボウルビィ(Bowlby)が提唱。子どもと養育者の情緒的な絆を愛着と呼び、養育者を安全基地として探索行動を広げるとしました。関連概念は正確に。

ボウルビィの愛着理論のキーワード:安全基地・内的作業モデル・ストレンジ・シチュエーション法・情緒的な絆ダイナミック・システムズ・アプローチ(運動発達などを多要素の相互作用で説明)は愛着理論と無関係(=ひっかけ)。※SSPを開発したのはエインズワース。

ストレンジ・シチュエーション法(SSP)と愛着の型

母子の分離と再会の場面での子どもの反応から愛着の型を判定します(一緒に遊ぶときの関わりの頻度ではない)。

特徴
Aタイプ(回避型)再会時に養育者を避ける
Bタイプ(安定型)分離で泣いても再会で落ち着く。親の敏感性が高い
Cタイプ(抵抗/アンビバレント型)再会しても怒りと接近が混在し落ち着きにくい
Dタイプ(無秩序・無方向型)一貫しない反応。不適切な養育で多いとされる

正誤の要点:安定型の親は子どもの信号への敏感性が高い(「低い」は誤り)。乳児期に成立した型は、その後の養育環境で変化し得る。愛着には世代間伝達があり「親の型と親子の型は無関係」は誤り。不適切な養育では無秩序型(D型)が多い(「回避型が多い」は誤り)。

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この章の続きで扱う内容
  • 5-2 遊びの発達 ― パーテンの分類
  • 5-3 青年期の心理
  • 5-4 動機づけ
  • 5-5 情動の理論