第1章 言語の基本的性質

言語学 第1章

1-1 言語記号の性質

恣意性(arbitrariness)

言語記号において、記号表現(能記・シニフィアン)と記号内容(所記・シニフィエ)との結びつきに必然性がないこと。

  • 「犬」という音と「イヌ」という動物の概念に必然的な関係はない
  • オノマトペのうち擬音語は、実際の音をまねているため有契性・有縁性をもつ(=恣意性が弱い例外)

「具象名詞にあって、抽象名詞にはない性質を有契性・有縁性という」は誤り。有契性はオノマトペ等に見られる性質。

線条性(linearity)

音素や語などが時間軸上に一列に配列される性質。音声言語の能記(シニフィアン)は線条性を持つ。

音声言語の能記(シニフィアン)は「空間的構造を持つ」は誤り(線条性を持つ)。能記は言語普遍的ではない。

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この章の続きで扱う内容
  • 1-2 音声言語と記号
  • 確認問題