第4章|音韻意識・読み書きの発達

対応過去問 11問/難易度 ★★★★☆

音韻意識

音韻意識の発達

音韻意識とは:語を構成する音の単位(音韻・モーラ)を意識的に認識・操作する能力

時期発達内容
3歳後半〜4歳語頭音の認識・同定
4歳後半語頭音抽出
5歳前後音韻分解・音韻抽出
5〜6歳しりとり・かるた遊びが可能
就学前後3モーラ語の逆唱(逆唱は音韻操作の中でも遅く発達する)

音韻意識は語頭音抽出(4歳後半)→音韻分解・抽出(5歳前後)→逆唱(就学前後)の順に発達する。
したがって「5歳前半までに3モーラ語の逆唱ができる」は誤り。逆唱ができるようになるのは5歳前半より後である。
4歳で「にわとり」(4モーラ)の逆唱は困難(4モーラ以上の逆唱は学童期以降)。

音韻意識の評価課題

  • 逆唱課題
  • 語頭音・語末音の抽出課題
  • 音韻分解課題
  • 置き換え課題

語順課題は音韻意識の評価法ではない(構文・語用の評価)。

幼児後期で最も難しい音韻意識課題

  • 2モーラ語の逆唱(音を分解したうえで順序を逆に再構成する「操作」課題)

難易度を決めるのは語の長さではなく課題の種類抽出・分解(音を取り出す)より、操作(逆唱・並べ替え・削除・置換)のほうが高度である。
したがって2モーラ語のような短い語であっても、逆唱は分解+順序の再構成を要するため、3モーラ語の語頭音抽出・語中音抽出や4モーラ語の音韻分解といった抽出・分解課題より難しい。
抽出課題どうしの難易度は語頭音→語尾音→語中音の順に上がる。

  • 音韻意識の発達はひらがな読みの習得の前提となる
  • 語の同定が可能でも音韻意識が獲得されるとは限らない
  • 漢字語の読みにも音韻操作能力が必要
ここから先は「ST国試ノート」の内容です
全22科目まとめて850円(買い切り・追加課金なし)。購入済みのアカウントでログインすると、この章の続きがそのまま表示されます。
失語症言語発達障害学は登録なしで全章読めます。まず中身を確かめてから決めてください。
この章の続きで扱う内容
  • 読み書きの発達