| 年齢 | 特徴 |
|---|---|
| 乳児期前半 | 話し手と聞き手の交替(ターンテーキング)の原型が存在する |
| 1歳後半 | 言葉で要求を伝え始める |
| 2歳 | 現前事象について簡単な会話が成立 |
| 3歳 | 名前・性別を聞かれると答える、初歩的な会話が成立 |
| 4歳台 | 話題がそれずに維持しながら語れる |
| 5歳 | 非現前事象について報告できる |
| 6歳台 | 聞き手を考慮して詳しく説明する |
「幼児期の会話能力はスクリプト知識の発達を基礎とする」→ スクリプトはナラティブ産出の基盤。会話能力との直接的な基礎関係は問いに注意(第19回No.146の正解は1:ターンテーキングの原型が乳児期前半から存在する)。
「相手に適切なタイミングでフィードバックする能力が幼児期に完成」は誤り(学童期まで発達が続く)。「発話スタイルの使い分けは学童期から出現」は誤り(幼児期後半から出現し始める)。
| 年齢 | 特徴 |
|---|---|
| 2歳前半 | 現前のことに限定された話題 |
| 3歳前半 | 初歩的な会話が成立し始める、自己経験を語る |
| 4歳台 | 話題を維持しながら語る |
| 5歳台 | 非現前事象の報告 |
| 6歳台 | 聞き手を考慮した詳しい説明 |
「初歩的な会話が成立し始める」のは3歳前半(5歳台ではない)。
「質問に対して自己経験を語る」のは3歳前半(4歳台と混同しやすい)。
プレリテラシーは読み書きの前段階的行動であり、会話の発達との関連は低い。
時系列的な事象に関する一般的知識(例:「レストランに行く」と何が起こるかの定型的知識)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| パーソナルナラティブ | 自分の体験を語る |
| フィクショナルナラティブ | 空想の物語・フィクション |
「自分の体験を語るのはフィクショナルナラティブ」は誤り。自己体験はパーソナルナラティブ。フィクショナルは空想・架空の物語。
「系列的意味関係に基づく語の連想」(「りんご→バナナ→果物」などカテゴリ的連想)は4〜5歳では難しく、学齢期以降に本格的に発達する。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| 外言 | 他者に向けて発せられる社会的言語 |
| 内言 | 思考のための内的言語 |
| 独語(自己中心的言語) | 外言が内言に移行する過渡期に出現 |
外言が先に発達し、内言へ移行するのが正しい方向。「内言が外言に移行する」は逆。「外言と内言はほぼ同時に出現」「相互に影響しあう」も誤り(外言→独語→内言の順)。
| 用語 | 内容 |
|---|---|
| プレリテラシー | 読み書きができるかのようにふるまう行動(幼児期に出現) |
| スクリプト | 場面の定型的な出来事の知識 |
| マザリーズ | 養育者が乳幼児に向けた特有の発声スタイル(CDS) |
| ディスコース | 複数の文からなるまとまった内容のことば(話しことばも書きことばも含む) |
「ディスコースは書きことばのみ」は誤り。話しことばも含む。