側性化が最も強い機能は言語(左半球優位)
遂行機能の側性化が明らかでないは繰り返し出題。言語・相貌認知・視空間認知は明確な側性化あり。
同じ高次脳機能障害でも、どちらの半球を損傷したときに出やすいかで大きく分かれる。左右差が明確な症候をまず押さえ、そこから外れるものを「左右差の小さい症候」として覚えると設問で迷わない。
| 症候 | 出やすい半球 | 左右差 |
|---|---|---|
| 失語 | 左(言語優位半球) | 大きい |
| 失読・失書 | 左 | 大きい |
| 観念性失行・観念運動性失行 | 左 | 大きい |
| 半側空間無視 | 右 | 大きい(右半球損傷による左無視が高頻度かつ重症) |
| 病態失認 | 右 | 大きい |
| 着衣障害・地誌的障害 | 右 | 大きい |
| 視覚性運動失調 | 左右どちらでも(頭頂後頭葉=背側視覚路) | 小さい |
| 肢節運動失行 | 左右どちらでも(損傷対側の一側肢に出現) | 小さい |
| 遂行機能障害 | 左右どちらでも(前頭前野) | 小さい |
「左右の大脳半球損傷で出現頻度に大きな差がないのはどれか」で選ぶのは視覚性運動失調。失語・失読は左半球、半側空間無視・病態失認は右半球と左右差が明確なので機械的に消せる。視覚性運動失調は頭頂後頭葉(背側視覚路)の症候で、どちらの半球を損傷しても生じるため出現頻度の左右差が小さい。