第8章|検査・評価

対応過去問 11問 / 難易度 ★★★☆☆

非言語性知能検査

検査評価内容
レーヴン色彩マトリックス検査非言語性知的機能;言語能力不要;視空間障害の影響を受ける
コース立方体組み合わせ検査非言語性知的発達水準;視空間障害の影響を受ける
レイ複雑図形検査視覚性記憶・構成能力;視空間障害の影響を受ける
三宅式記銘力検査言語性対連合学習;視空間障害の影響を受けない

視空間障害が成績に影響しない検査=三宅式記銘力検査(言語性のみ)。他の検査はいずれも視空間課題を含む。

高次脳機能障害の総合評価

検査評価内容
ストループテスト注意の抑制機能(前頭葉機能);展望記憶の評価ではない
ピラミッズ アンド パーム ツリーズ・テスト意味記憶(語・絵の意味的関連)
バーミンガム物体認知バッテリー視覚性失認の評価
WAB失語症検査ゲルストマン症候群のスクリーニングも可能
標準高次動作性検査口舌顔面失行・失行全般の評価
遂行機能障害症候群の行動評価(BADS)遂行機能障害の生態学的評価

高次脳機能障害のリハビリテーション原則

  • 評価結果を本人・家族に伝える際は、得意なところや強みも伝える
  • 障害への認識・心理状態を支持的な面接の中で聴取する
  • 家族への支援は集団(グループ)でも実施
  • WAIS-IIIは前頭葉機能の評価に感度が低い

代償手段と訓練法の対応

障害適切な代償・訓練
記憶障害メモ・スケジュール表・タイマー
相貌失認声を聞いて誰か判断する
道順障害道順の言語化・ランドマーク活用
純粋失読なぞり読み(指でなぞりながら読む)
聴覚性失認読話訓練
半側空間無視プリズム順応・視覚的探索訓練
遂行機能障害問題解決訓練・環境調整
全般性注意障害APT(Attention Process Training)
発語失行8段階統合刺激法

統覚型物体失認での代償手段として絵を描くは誤り。統覚型失認では形態の統合ができないため、線をなぞることも困難。構成障害にPQRST法は誤り(PQRST法は読解・記憶のための方略)。

小児の後天性脳損傷

  • 小児の後天性脳障害の原因として最も多い:外傷性脳損傷
  • びまん性軸索損傷は外傷性脳損傷に特徴的な病理所見