4-1 音節とモーラの概念
音節・モーラ・フットの大きさ
モーラ ≦ 音節 ≦ フット(小さい順)
- モーラ(拍):日本語の韻律の基本単位
- 音節:母音を核とするまとまり
- フット:2つの音節(または強弱のまとまり)
音節の性質
- 開音節:母音で終わる音節(子音で終わらない)
- 閉音節:子音で終わる音節
- 核になれるのは通常母音(どの子音も核になれるわけではない)
- 物理的な長さは一定ではない
- 音韻の最小単位は音素(音節ではない)
音節数とモーラ数の計算
計算の原則:
- 拗音(きゃ・しゅなど)= 1モーラ・1音節
- 長音(ー)= 1モーラ追加・音節は伸長
- 促音(っ)= 1モーラ追加・音節は前音節に組み込まれる
- 撥音(ん)= 1モーラ追加・直前の母音と同一音節をなす(独立した音節は作らない)
音節は母音を核に、撥音・長音・促音を取り込んで1つにまとめる。撥音「ん」が単独で1音節を作ることはない。
「かん」=撥音を含んで1音節2モーラ、「ちょう」=長音を含んで1音節2モーラ。
モーラ(拍)では撥音「ん」・長音「ー」・促音「っ」もそれぞれ1モーラと数えるので、両者の数え方の差が音節数とモーラ数のずれになる。
| 語 | 音節数 | モーラ数 |
| かんぜんちょうあく(勧善懲悪) | 5 | 8 |
| けんきゅうしえんせんたー(研究支援センター) | 6 | 11 |
「かんぜんちょうあく」:モーラは か・ん・ぜ・ん・ちょ・う・あ・く = 8モーラ/音節は かん・ぜん・ちょう・あ・く = 5音節
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