第4章|代用音声(喉頭摘出後の音声獲得)

対応過去問 13問/難易度 ★★★★☆

4-1 代用音声の種類と特徴

代用音声の分類

発声法音源呼気使用特徴
食道発声下咽頭食道接合部(新声門)×(肺呼気不使用)習得に時間かかる・[h]産生困難・気管孔閉鎖不要
笛式人工喉頭笛(リード)の振動=人工の振動体○(肺呼気使用)気管孔と口をチューブで接続・新声門は鳴らさない
電気式人工喉頭電気振動子(機器)=人工の振動体×抑揚をつけにくい・ハンズフリーでない・食道粘膜は音源でない
気管食道瘻(シャント)発声=ボイスプロテーゼ発声下咽頭食道接合部(新声門)○(肺呼気使用)発声時に気管孔を閉鎖・プロテーゼ使用・比較的短期間で習得

音源=新声門(下咽頭食道接合部=食道入口部の粘膜)となるのは食道発声気管食道瘻(シャント/ボイスプロテーゼ)発声の2つだけ。人工喉頭は笛式・電気式ともに人工の振動体が音源で、新声門は振動しない。
「笛式人工喉頭の音源は下咽頭食道接合部」は誤り(笛=リードの振動が音源)。
「電気式人工喉頭は抑揚をつけやすい」は誤り(つけにくい)。
「電気式人工喉頭はハンズフリー」は誤り(手で頸部に当てる必要がある)。
「電気式人工喉頭は食道粘膜が音源」は誤り(電気振動が音源)。

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