舌が必要な音(明瞭度が低下):
舌が不要な音(明瞭度が保たれやすい):[p][b][m](両唇音)、[h](声門音)、母音(比較的保たれる)
舌の切除(全体・半側)後に低下する:[t][k](歯茎音・軟口蓋音)
| 切除部位 | 影響 | 対策 |
|---|---|---|
| 舌尖切除 | 歯茎音の障害 | 下口唇と上顎前歯による代償構音 |
| 舌根部半切 | 奥舌の障害 | 咽頭破裂音による代償(やむを得ない代償) |
| 残存舌の運動性低下 | 全般的な明瞭度低下 | 舌の可動域拡大訓練 |
| 残存舌のボリューム低下 | 口蓋との接触不全 | 舌接触補助床(PAP) |
| 舌全摘出 | 著明な構音障害 | AAC・電気式人工喉頭——軟口蓋挙上装置は不適切 |
「舌全摘出=軟口蓋挙上装置(PLP)」は誤り——PLPは鼻咽腔閉鎖不全の補装具。舌全摘後はAACや電気式人工喉頭を考慮する。
適切な対応:代償構音訓練が適応となる、拡大・代替コミュニケーション(AAC)を考慮する
不適切な対応:構音訓練は障害の強い音から始める(誤り——易しい音・産生可能な音から)