第4章|形態異常・神経筋疾患の構音

対応過去問 5問 / 難易度 ★★★☆☆

各形態異常と構音への影響

形態異常と構音問題

形態異常構音への影響
粘膜下口蓋裂開鼻声
咽頭扁桃肥大(アデノイド)閉鼻声(鼻音が減少)——気息性嗄声ではない
高口蓋(アーチ型口蓋)子音の歪み——母音の歪みではない
舌小帯短縮症舌先を使う音の歪み([t][d][r]など)——声門破裂音ではない
ダウン症母音の歪み(筋緊張低下・舌の問題で母音を含む構音全般が歪む)——「ダウン症―母音の歪み」は正しい組合せ

「咽頭扁桃肥大=気息性嗄声」は誤り——気息性嗄声は声門閉鎖不全の所見。アデノイド肥大は鼻腔・鼻咽腔を塞ぐため閉鼻声の原因となる。「高口蓋=母音の歪み」は誤り——高口蓋は子音への影響が主。
一方で「ダウン症=母音の歪み」「粘膜下口蓋裂=開鼻声」は正しい組合せ——高口蓋との違い(同じ「母音の歪み」でも高口蓋は×、ダウン症は○)に注意。ダウン症は筋緊張低下という全身性の背景があるため母音まで歪む。

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この章の続きで扱う内容
  • 筋強直性ジストロフィーの構音障害