第5章|側音化構音の評価と訓練

対応過去問 3問 / 難易度 ★★★☆☆

側音化構音の評価と訓練

出現しやすい音

  • イ列音・拗音・[s][ts][dz](高口蓋・舌の問題で生じやすい)
  • ア列・オ列音には出現しにくい

側音化構音は呼気が舌の側方へ漏れて生じる。したがって舌尖付近で精密な狭めをつくる音ほど側方漏れが起こりやすい、と整理すると音の当たりがつく。

起こりやすい起こりにくい
イ列音(シ・チ・ジなど)——舌と口蓋・歯茎で狭めをつくるア列音・オ列音——開口度が大きく、舌の精密な狭めを要さない
[s][ts][dz]——歯茎の摩擦音・破擦音で、舌尖付近の精密な狭めが必要[t][d]——舌尖を歯茎に当てて一気に開放する破裂音。狭めを保持しないため側音化構音の典型的な対象ではない

[s][ts][dz] と [t][d] を一括りにしない——同じ歯茎音でも、狭めを保ち続ける摩擦音・破擦音は側方漏れが生じやすいのに対し、破裂音の[t][d]は構音動態が異なり側音化の典型例に挙がらない。「歯茎の音だから全部出る」と覚えると選択肢を切り損ねる。

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