ピアソンの相関係数が0のときに結論できるのは 「線形(直線)関係がない」 ことのみ。
「信頼性がない・妥当性がない・因果関係がない・相互作用がない」とは言えない(相関≠因果。曲線的な関係が隠れていることもある)。
「検定の目的は帰無仮説を採択すること」→誤り(棄却できるかを調べる。採択=証明ではない)。
「p値は有意水準と同じ意味」→誤り(p値はデータから計算される確率、有意水準は事前に決める基準)。
「帰無仮説が棄却されれば対立仮説が真であると証明される」→誤り(証明ではなく確率的な判断)。
| H0が実際に正しい | H0が実際に誤り(対立仮説が正しい) | |
|---|---|---|
| H0を棄却 | 第1種の誤り(α)=あわて者の誤り | 正しい判断(検定力=1−β) |
| H0を保持 | 正しい判断 | 第2種の誤り(β)=ぼんやり者の誤り |
検定と用途の対応:t検定=2群の平均値の差の検定(「分散の比の検定」は誤り=それはF検定)。χ²検定=適合度・独立性の検定。分散分析=平均値の差の検定。回帰分析=独立変数による従属変数の説明。
多変量解析=複数の変数間の関係を同時に分析する手法の総称(データ数が巨大な場合の分析、という意味ではない)。
| 手法 | 目的 |
|---|---|
| 因子分析 | 観測変数の背後にある潜在因子を抽出。変数間の相関データをもとに分析。尺度構成に利用できる。因子間の相関がないと仮定する方法(直交回転)もある |
| 主成分分析 | 複数の変数を少数の合成得点(主成分)に要約する |
| 重回帰分析 | 1つの従属変数を複数の独立変数で説明・予測する |
| パス解析 | 変数間の因果関係を仮定し、その関係の強さを推定する |
「多変量解析は変動の大きな変数間の関係を分析する手法」→誤り(変動の大小は関係ない。複数変数の関係を扱う手法の総称)。
「因子分析は因子間の因果関係を分析する」→誤り(潜在因子を抽出する手法。因果は扱わない=それはパス解析)。
「因子分析は外的基準のある多変量解析」→誤り(因子分析に外的基準は不要)。
「因子負荷量は定数として算出される」→誤り(分析によって推定される値)。
「パス解析では因果関係の前提が必要」→正しい。「主成分分析では合成得点が算出される」→正しい。