この章のねらい:STが扱う「コミュニケーション」とは何か、障害をどの枠組みでとらえるか(ICF)、そして訓練をどう組み立てるか(原則)を押さえます。ここは概念問題が多く、符号化と復号の向き・ICFの構成要素・目標設定の順序・エビデンスレベルが定番の引っかけです。
2-1 コミュニケーションの仕組み(通信モデルと語用論)
通信(伝達)モデル
コミュニケーションは、送り手が意味を記号に変換して伝え、受け手がそれを意味に戻す過程として説明されます。
| 過程・要素 | 内容 |
| 符号化(エンコード) | 送り手が意味 → 記号(ことば・記号)に変換 |
| 伝達(チャネル) | 音声・文字・身振りなどの媒体で送る |
| 復号(デコード) | 受け手が記号 → 意味に戻して解釈 |
| 構成要素 | 送り手・受け手・メッセージ・コード(記号体系)・チャネル・文脈 |
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この章の続きで扱う内容
- 2-2 ことばの障害の水準と分類
- 2-3 ICFと障害のとらえ方
- 2-4 言語聴覚療法の原則(訓練形態・目標設定・予後・EBP)