第50回 作業療法士国家試験 午前 第23問
臨床医学第50回午前
第50回 作業療法士国家試験 午前 第23問(臨床医学)の正答は 3 です。心電図を見ると、P波が消失し不規則なf波(細動波)とRR間隔の不整が認められる。
問題
心電図(別冊No.2)を別に示す。この患者に最も生じやすいのはどれか。
- 1. 脳出血
- 2. 脳血栓
- 3. 脳塞栓 ✓
- 4. ラクナ梗塞
- 5. くも膜下出血
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 脳塞栓
心電図を見ると、P波が消失し不規則なf波(細動波)とRR間隔の不整が認められる。これは心房細動(AF)の典型的な所見。心房細動では心房内に血栓が形成され(特に左心耳)、その血栓が遊離すると脳塞栓を引き起こしやすい。
【各選択肢の解説】
1. 脳出血
❌ 誤り。脳出血は高血圧・脳血管の脆弱性が主な原因。心房細動との直接的な因果関係はない。
❌ 誤り。脳出血は高血圧・脳血管の脆弱性が主な原因。心房細動との直接的な因果関係はない。
2. 脳血栓
❌ 誤り。脳血栓は動脈硬化による血管内血栓形成で生じる(脳動脈の局所的な閉塞)。心房細動よりもアテローム性動脈硬化が主因。
❌ 誤り。脳血栓は動脈硬化による血管内血栓形成で生じる(脳動脈の局所的な閉塞)。心房細動よりもアテローム性動脈硬化が主因。
3. 脳塞栓
✅ 正しい。心房細動では心房内の血液うっ滞による血栓形成(心原性血栓)→遊離→脳動脈閉塞→心原性脳塞栓症が生じやすい。心房細動は脳塞栓の最大のリスク因子の一つ。
✅ 正しい。心房細動では心房内の血液うっ滞による血栓形成(心原性血栓)→遊離→脳動脈閉塞→心原性脳塞栓症が生じやすい。心房細動は脳塞栓の最大のリスク因子の一つ。
4. ラクナ梗塞
❌ 誤り。ラクナ梗塞は高血圧による穿通枝の変性・閉塞で生じる小梗塞。心房細動との直接的な因果関係はない。
❌ 誤り。ラクナ梗塞は高血圧による穿通枝の変性・閉塞で生じる小梗塞。心房細動との直接的な因果関係はない。
5. くも膜下出血
❌ 誤り。くも膜下出血は脳動脈瘤破裂が主因。心房細動との関連はない。
❌ 誤り。くも膜下出血は脳動脈瘤破裂が主因。心房細動との関連はない。
【試験対策ポイント】
心房細動の心電図所見:P波消失・f波(細動波)・RR間隔不整・QRSは通常正常幅。
脳卒中の分類と原因:
- 脳塞栓:心房細動など心原性血栓が最多原因
- 脳血栓:動脈硬化(アテローム血栓)
- ラクナ梗塞:高血圧による穿通枝閉塞
- 脳出血:高血圧(被殻・視床・小脳が好発)
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