第50回 作業療法士国家試験 午後 第20問
作業療法評価学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第20問(作業療法評価学)の正答は 3 です。PANSSは統合失調症の陽性・陰性症状および一般精神病理を評価するスケールであり、就労評価とは無関係。
問題
25歳の男性。Asperger症候群。うつ病を合併していたが最近になり改善した。就労意欲が高まったため就労に向けた評価を実施することになった。この患者に実施する評価で適切でないのはどれか。
- 1. SDS
- 2. HRS
- 3. PANSS ✓
- 4. マイクロタワー法
- 5. VPI職業興味検査
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — PANSS
PANSSは統合失調症の陽性・陰性症状および一般精神病理を評価するスケールであり、就労評価とは無関係。本症例はAsperger症候群+うつ病(改善)であり、就労に向けた評価が目的であるため、統合失調症用の精神症状評価尺度は不適切。
【各選択肢の解説】
1. SDS(Self-rating Depression Scale)
✅ 適切。うつ病が改善傾向であることの確認・モニタリングに有用。
✅ 適切。うつ病が改善傾向であることの確認・モニタリングに有用。
2. HRS(Hamilton Rating Scale for Depression)
✅ 適切。うつ症状の他覚的評価として就労前の状態確認に使用できる。
✅ 適切。うつ症状の他覚的評価として就労前の状態確認に使用できる。
3. PANSS
❌ 不適切。PANSSは統合失調症の症状評価尺度であり、Asperger症候群+うつ病の就労評価には不要。
❌ 不適切。PANSSは統合失調症の症状評価尺度であり、Asperger症候群+うつ病の就労評価には不要。
4. マイクロタワー法
✅ 適切。職業適性を実際の作業を通じて評価する方法であり、就労評価として適切。
✅ 適切。職業適性を実際の作業を通じて評価する方法であり、就労評価として適切。
5. VPI職業興味検査
✅ 適切。職業興味・適性を評価するツールであり、就労支援の方向性決定に有用。
✅ 適切。職業興味・適性を評価するツールであり、就労支援の方向性決定に有用。
【試験対策ポイント】
就労評価ツール:マイクロタワー法・GATB・VPI・ワークサンプル法など。うつ評価:SDS(自己評価)・HRS/HDRS(他者評価)。PANSS=統合失調症専用であり、Asperger症候群の就労評価には含まれない。診断名と評価ツールの対応を整理すること。
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