第50回 作業療法士国家試験 午後 第20問
作業療法評価学第50回午後
第50回 作業療法士国家試験 午後 第20問(作業療法評価学)の正答は 3 です。PANSS(陽性・陰性症状評価尺度)は統合失調症の症状の重さを評価する尺度で、Asperger症候群でうつ病が改善した人の就労に向けた評価には使わない。
問題
25歳の男性。Asperger症候群。うつ病を合併していたが最近になり改善した。就労意欲が高まったため就労に向けた評価を実施することになった。この患者に実施する評価で適切でないのはどれか。
- 1. SDS
- 2. HRS
- 3. PANSS ✓
- 4. マイクロタワー法
- 5. VPI職業興味検査
正答:3番
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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.5%参考値
11人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3番 — PANSS
PANSS(陽性・陰性症状評価尺度)は統合失調症の症状の重さを評価する尺度で、Asperger症候群でうつ病が改善した人の就労に向けた評価には使わない。ほかの4つは、うつ症状の確認か職業評価に使える。
【各選択肢の解説】
1. SDS
✅ 適切。Zungの自己評価式抑うつ尺度で、本人が答える質問紙である。うつ病の改善が保たれているかを就労前に確かめるのに使える。
✅ 適切。Zungの自己評価式抑うつ尺度で、本人が答える質問紙である。うつ病の改善が保たれているかを就労前に確かめるのに使える。
2. HRS
✅ 適切。Hamiltonのうつ病評価尺度で、面接者が評価する尺度である。うつ症状の重さを客観的に確かめられる。
✅ 適切。Hamiltonのうつ病評価尺度で、面接者が評価する尺度である。うつ症状の重さを客観的に確かめられる。
3. PANSS
❌ この患者には適切でない(=正答)。陽性症状・陰性症状・総合精神病理を評価する統合失調症の尺度で、本症例の診断にも就労評価の目的にも合わない。正しくは、本症例ではうつ症状の尺度(SDS・HRS)と職業評価(作業見本法・職業興味検査)を組み合わせる。
❌ この患者には適切でない(=正答)。陽性症状・陰性症状・総合精神病理を評価する統合失調症の尺度で、本症例の診断にも就労評価の目的にも合わない。正しくは、本症例ではうつ症状の尺度(SDS・HRS)と職業評価(作業見本法・職業興味検査)を組み合わせる。
4. マイクロタワー法
✅ 適切。実際の仕事を模した作業見本(ワークサンプル)を行い、作業の適性や遂行の様子を評価する方法で、就労に向けた評価に使う。
✅ 適切。実際の仕事を模した作業見本(ワークサンプル)を行い、作業の適性や遂行の様子を評価する方法で、就労に向けた評価に使う。
5. VPI職業興味検査
✅ 適切。さまざまな職業への興味の有無を答えてもらい、本人の職業興味の傾向を見る検査で、就労の方向を考えるのに使う。
✅ 適切。さまざまな職業への興味の有無を答えてもらい、本人の職業興味の傾向を見る検査で、就労の方向を考えるのに使う。
【試験対策ポイント】
| 評価 | 対象・内容 |
|---|---|
| SDS | 抑うつ(自己評価) |
| HRS(HAM-D) | 抑うつ(面接者が評価) |
| PANSS | 統合失調症の陽性・陰性症状 |
| マイクロタワー法 | 作業見本による職業適性 |
| VPI職業興味検査 | 職業興味 |
- 尺度は「対象の疾患」と「何を測るか」で覚える。
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