OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午前 第88問

臨床医学第51回午前

第51回 作業療法士国家試験 午前 第88問(臨床医学)の正答は 4 です。起座呼吸は、臥位で呼吸困難が強まり、上体を起こすと楽になる呼吸で、左心不全による肺うっ血の代表的な症状である。

問題
心不全に特徴的な呼吸はどれか。
  1. 1. 下顎呼吸
  2. 2. 陥没呼吸
  3. 3. 奇異呼吸
  4. 4. 起座呼吸 ✓
  5. 5. 鼻翼呼吸

正答:4番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 83.3%参考値

18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:4番 — 起座呼吸

起座呼吸は、臥位で呼吸困難が強まり、上体を起こすと楽になる呼吸で、左心不全による肺うっ血の代表的な症状である。臥位では下半身からの静脈還流が増えて肺うっ血が強まり、座位では還流が減って横隔膜も下がるため呼吸が楽になる。


【各選択肢の解説】

1. 下顎呼吸
❌ 誤り。正しくは、下顎呼吸は呼吸中枢の機能が低下した死の直前(死戦期)にみられ、吸気時に下顎だけが動く呼吸である。
2. 陥没呼吸
❌ 誤り。正しくは、陥没呼吸は上気道閉塞や乳幼児の呼吸窮迫などで強い吸気努力がかかったとき、吸気時に胸骨上窩や肋間がへこむ呼吸である。
3. 奇異呼吸
❌ 誤り。正しくは、奇異呼吸は多発肋骨骨折による動揺胸郭(フレイルチェスト)などで、吸気時に損傷部の胸壁がへこみ呼気時に膨らむ、通常と逆の動きをする呼吸である。
4. 起座呼吸(=正答)
✅ 正しい。左心不全では臥位で肺うっ血が悪化するため、患者は自ら上体を起こした姿勢をとる。夜間に突然の呼吸困難で目が覚める発作性夜間呼吸困難も同じしくみで起こる。
5. 鼻翼呼吸
❌ 誤り。正しくは、鼻翼呼吸は吸気時に鼻翼が広がる努力呼吸の徴候で、乳幼児の重い呼吸困難などでみられ、心不全に特有のものではない。

【試験対策ポイント】

呼吸見た目主な場面
起座呼吸起き上がると楽左心不全
下顎呼吸吸気時に下顎だけ動く死の直前
陥没呼吸吸気時に胸骨上窩・肋間がへこむ上気道閉塞・乳幼児の呼吸窮迫
奇異呼吸吸気時に胸壁がへこむ動揺胸郭
鼻翼呼吸吸気時に鼻翼が広がる乳幼児の重い呼吸困難
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