OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第51回 作業療法士国家試験 午後 第17問

作業療法治療学第51回午後

第51回 作業療法士国家試験 午後 第17問(作業療法治療学)の正答は 2 です。統合失調症患者の突然の性格・行動変化(易怒性・感情不安定)の最優先確認事項は服薬状況。

問題
35歳の女性。統合失調症。デイケアの就労準備プログラムに参加している。普段は生真面目で穏やかな性格であったが、3週前から些細なことでいら立ち怒り出すようになった。悪化の原因を理解することを目的とした面接において、担当の作業療法士が優先して確認すべき項目はどれか。
  1. 1. 食欲
  2. 2. 服薬状況
  3. 3. 家族の問題
  4. 4. 就労に向けた不安
  5. 5. デイケアの人間関係

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 服薬状況

統合失調症患者の突然の性格・行動変化(易怒性・感情不安定)の最優先確認事項は服薬状況。抗精神病薬の中断・自己減量は精神症状の再燃・増悪の最も一般的な原因であり、他の要因より先に除外する必要がある。


【各選択肢の解説】

1. 食欲
❌ 二次的確認事項。食欲変化は重要だが、精神症状悪化の直接原因として服薬より優先度は低い。
2. 服薬状況
✅ 最優先。統合失調症の症状悪化の最多原因は服薬中断・アドヒアランス低下。まず確認すべき項目。
3. 家族の問題
❌ ストレス因として重要だが、生物学的要因(服薬)を先に確認する。
4. 就労に向けた不安
❌ 心理社会的ストレスの一つ。服薬確認後に検討すべき項目。
5. デイケアの人間関係
❌ 同上。環境因子として後次的に確認する。

【試験対策ポイント】

統合失調症の症状再燃・悪化の鑑別では「生物→心理→社会」の順で確認する。服薬中断はRelapseの第一原因であり、面接では最初に確認する。「なぜ飲めていないか」の動機付け面接的アプローチも重要。


✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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