OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第54回 作業療法士国家試験 午後 第4問

作業療法評価学第54回午後

第54回 作業療法士国家試験 午後 第4問(作業療法評価学)の正答は 4・5 です。心電図(10mm/mV、25mm/s)を確認すると、基本リズムは規則正しく洞調律が維持されているが、II誘導・aVF誘導で幅広く形態の異なるQRS波が1拍散在しており(QRS幅広・先行するP波なし)心室性期外収縮(PVC)の所見を示す。

問題
心電図(別冊No. 2)を別に示す。この心電図の所見で正しいのはどれか。2つ選べ。
第54回午後第4問 図
  1. 1. 頻脈
  2. 2. 心房粗動
  3. 3. PR間隔延長
  4. 4. 上室性期外収縮
  5. 5. 心室性期外収縮

正答:4・5番

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解説
■ 正答:4番・5番(複数正答)

> ⚠️ この問題は4番と5番が正答として処理されています。

心電図(10mm/mV、25mm/s)を確認すると、基本リズムは規則正しく洞調律が維持されているが、II誘導・aVF誘導で幅広く形態の異なるQRS波が1拍散在しており(QRS幅広・先行するP波なし)心室性期外収縮(PVC)の所見を示す。また、それとは別に形態の異なる早期収縮がP波に続くQRS(正常幅)として確認でき、上室性期外収縮(SVPC)も認める。


【各選択肢の解説】

1. 頻脈
❌ 誤り。R-R間隔から心拍数はおおむね60〜80拍/分程度であり頻脈(100拍/分以上)には相当しない。
2. 心房粗動
❌ 誤り。心房粗動ではのこぎり歯状のF波(flutter wave)が連続して現れQRSが規則正しく出現するが、本心電図にはその所見がない。
3. PR間隔延長
❌ 誤り。PR間隔は0.12〜0.20秒が正常であり、本心電図のPR間隔に著明な延長は認められない(I度房室ブロックの所見なし)。
4. 上室性期外収縮
✅ 正しい。早期に出現するP波に続く正常幅QRSが確認でき、上室性期外収縮(SVPC)の所見に合致する。
5. 心室性期外収縮
✅ 正しい。先行するP波なく幅広い異形QRSが出現しており、心室性期外収縮(PVC)の所見に合致する。

【試験対策ポイント】

期外収縮の識別ポイント:PVC=幅広QRS(>0.12秒)・P波なし・代償性休止SVPC=正常幅QRS・早期P波あり(形態が洞性と異なる場合も)。心房粗動との混同を避けるため「F波の有無」を必ず確認する。心電図読み取り問題ではまず心拍数→リズム→P波→PR間隔→QRS幅の順に系統的に確認する習慣をつけること。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、作業療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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