OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第55回 作業療法士国家試験 午前 第36問

発達障害作業療法第55回午前

第55回 作業療法士国家試験 午前 第36問(発達障害作業療法)の正答は 3 です。ステロイド薬の経口投与は脳性麻痺の痙縮治療には適応がない。

問題
脳性麻痺の痙縮の治療として適切でないのはどれか。
  1. 1. バクロフェン髄腔内投与療法
  2. 2. 筋緊張抑制ギプス療法
  3. 3. ステロイド薬経口投与
  4. 4. フェノールブロック
  5. 5. ボツリヌス療法

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — ステロイド薬経口投与

ステロイド薬の経口投与は脳性麻痺の痙縮治療には適応がない。ステロイドは炎症・免疫疾患に用いられるが、中枢性痙縮に対する有効性のある標準的治療ではない。


【各選択肢の解説】

1. バクロフェン髄腔内投与療法
✅ 正しい(適切)。ITB療法(intrathecal baclofen therapy)は重症痙縮に対して薬液を直接脊髄腔内に投与する治療法で、脳性麻痺への保険適用がある。
2. 筋緊張抑制ギプス療法
✅ 正しい(適切)。持続的伸張によって筋緊張を抑制するギプスシリーズは脳性麻痺の痙縮・拘縮対応として用いられる。
3. ステロイド薬経口投与
❌ 誤り(不適切・正答)。脳性麻痺の痙縮にステロイドは有効でない。痙縮の治療には含まれない。
4. フェノールブロック
✅ 正しい(適切)。フェノール神経ブロックは神経を化学的に変性させることで局所の痙縮を長期的に軽減する。
5. ボツリヌス療法
✅ 正しい(適切)。ボツリヌス毒素(BTX-A)の局所筋注射は脳性麻痺の痙縮治療として標準的に行われ、保険適用がある。

【試験対策ポイント】

脳性麻痺の痙縮治療一覧:①ボツリヌス療法(BTX)ITB療法③フェノールブロック④筋緊張抑制ギプス⑤選択的脊髄後根切断術(SDR)。ステロイドは痙縮治療に含まれないことが本問のポイント。


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