第56回 作業療法士国家試験 午後 第91問
臨床医学第56回午後
第56回 作業療法士国家試験 午後 第91問(臨床医学)の正答は 2 です。特発性肺線維症(IPF)は肺の間質が進行性に線維化する疾患で、両側下肺野で吸気の終わりに捻髪音(fine crackles・ベルクロラ音)を聴く。
問題
特発性肺線維症について正しいのはどれか。
- 1. 特発性間質性肺炎の中で予後が最もよい。
- 2. 胸部で捻髪音を聴取することが多い。 ✓
- 3. 湿性咳嗽が主症状である。
- 4. 閉塞性換気障害を示す。
- 5. 急性増悪は稀である。
正答:2番
次の問題から答えを隠して1問ずつ出題。答えはアプリの学習記録に残ります(登録不要) — 弱点分析・成績グラフはアプリで
この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 56%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
スポンサーリンク(広告)
解説
■ 正答:2番 — 胸部で捻髪音を聴取することが多い。
特発性肺線維症(IPF)は肺の間質が進行性に線維化する疾患で、両側下肺野で吸気の終わりに捻髪音(fine crackles・ベルクロラ音)を聴く。線維化で肺がかたく小さくなる=拘束性障害・乾性咳嗽・予後不良・急性増悪が要点である。
【各選択肢の解説】
1. 特発性間質性肺炎の中で予後が最もよい。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、IPFは特発性間質性肺炎の中で最も頻度が高く、慢性に進む病型の中では予後が最も悪い。線維化は治療しても元に戻らず、進行を遅らせることが治療の中心になる。なお、急激に発症する急性間質性肺炎(AIP)も予後がきわめて悪い。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、IPFは特発性間質性肺炎の中で最も頻度が高く、慢性に進む病型の中では予後が最も悪い。線維化は治療しても元に戻らず、進行を遅らせることが治療の中心になる。なお、急激に発症する急性間質性肺炎(AIP)も予後がきわめて悪い。
2. 胸部で捻髪音を聴取することが多い。
✅ 正しい。線維化でかたくなった末梢の気道・肺胞が吸気の終わりに急に開くため、マジックテープをはがすような細かい断続性ラ音が聞こえる。
✅ 正しい。線維化でかたくなった末梢の気道・肺胞が吸気の終わりに急に開くため、マジックテープをはがすような細かい断続性ラ音が聞こえる。
3. 湿性咳嗽が主症状である。
❌ 誤り。正しくは、痰を伴わない乾性咳嗽と労作時の息切れが主症状である。
❌ 誤り。正しくは、痰を伴わない乾性咳嗽と労作時の息切れが主症状である。
4. 閉塞性換気障害を示す。
❌ 誤り。正しくは、肺がかたくなり膨らみにくくなるため、%肺活量が低下する拘束性換気障害を示し、拡散能も低下する。閉塞性換気障害はCOPD・気管支喘息でみられる。
❌ 誤り。正しくは、肺がかたくなり膨らみにくくなるため、%肺活量が低下する拘束性換気障害を示し、拡散能も低下する。閉塞性換気障害はCOPD・気管支喘息でみられる。
5. 急性増悪は稀である。
❌ 誤り。正しくは、経過中に数週以内で呼吸不全が急に進む急性増悪が起こることがあり、主要な死因の一つである。
❌ 誤り。正しくは、経過中に数週以内で呼吸不全が急に進む急性増悪が起こることがあり、主要な死因の一つである。
【試験対策ポイント】
| 項目 | IPF |
|---|---|
| 換気障害 | 拘束性(%肺活量低下)・拡散能低下 |
| 症状 | 乾性咳嗽・労作時呼吸困難・ばち指 |
| 聴診 | 両側下肺野の捻髪音 |
| 画像 | 下肺野・胸膜直下優位の蜂巣肺 |
| 経過 | 予後不良・急性増悪あり |
📗 OTカコモンの学習教材
この問題でつまずいた範囲は、OT国試ノート「内部障害・心肺疾患」第1章でまとめて復習できます。過去問だけでは埋まらない「なぜそうなるか」を、頻出ポイントに絞って体系的に読めます。赤シート・覚えたチェック・印刷に対応。
▶ この範囲のノートを開く(買い切り850円)全科目セット 850円・買い切り / 31科目・全130章。運動学は無料で読めます。購入するとOTカコモンの広告も消えます。
スポンサーリンク(広告)
\ この1問で終わりにしない /
作業療法士の過去問、ぜんぶ無料で解ける
- 📚12年分・約2,400問をスマホでそのまま演習
- 🎯間違えた問題だけ自動でピックアップして復習
- 📈正答率と苦手な科目をグラフで可視化
登録30秒・ずっと無料
🗺️
ST-Toolbox の無料サービス
リハ就職マップ | OTの就職先を公的データから探す
見学先を選ぶときにまず知りたいのは「そこがどの分野をやっているか」。届出内容から分かる領域(身体障害・精神障害・発達障害・老年期)と、住所を入れての通勤時間で絞り込めます。全国20,364か所・登録不要。求人が出ていない施設も最初から載っています。
別タブでさがす →
関連
スポンサーリンク(広告)