OTカコモン作業療法士国家試験 過去問・解説

第57回 作業療法士国家試験 午後 第52問

解剖学第57回午後

第57回 作業療法士国家試験 午後 第52問(解剖学)の正答は 2・5 です。筋滑車は、腱が滑車のような構造に引っかかって走る向きを変えるしくみである。

問題
筋滑車がみられる筋はどれか。2つ選べ。
  1. 1. 烏口腕筋
  2. 2. 顎二腹筋 ✓
  3. 3. 示指伸筋
  4. 4. 小胸筋
  5. 5. 上斜筋 ✓

正答:2・5番

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この問題の正答率(OTカコモン利用者の実データ)

初回正答率 59.1%標準

44人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)

同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、OTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。

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解説
■ 正答:2・5番 — 顎二腹筋・上斜筋

筋滑車は、腱が滑車のような構造に引っかかって走る向きを変えるしくみである。顎二腹筋は中間腱が舌骨につく線維性の輪を通り、上斜筋は腱が眼窩の滑車を通って向きを変える。


【各選択肢の解説】

1. 烏口腕筋
❌ 誤り。烏口腕筋は烏口突起から上腕骨の内側面中央へ向かう。正しくはほぼまっすぐ走る筋で、筋滑車はない。
2. 顎二腹筋
✅ 正しい。前腹と後腹が中間腱でつながり、中間腱は舌骨につく線維性の輪(滑車)を通る。ここで向きが変わるため、前腹と後腹が「く」の字に折れて走る。
3. 示指伸筋
❌ 誤り。示指伸筋は前腕の後面から示指の指背腱膜へ向かう。正しくは筋滑車をもたない筋である。
4. 小胸筋
❌ 誤り。小胸筋は第3〜5肋骨から烏口突起へ向かう。正しくは途中で向きを変えずに走る筋で、筋滑車はない。
5. 上斜筋
✅ 正しい。上斜筋の腱は、眼窩の前内側にある滑車をくぐって後外側へ折れ返り、眼球の上面につく。そのため眼球を前方から引く形になり、内旋・下転・外転に働く。

【試験対策ポイント】

  • 筋滑車=腱の向きを変える構造
  • 上斜筋=眼窩の滑車(だから滑車神経支配と覚える)
  • 顎二腹筋=中間腱が舌骨の線維性の輪を通る
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