PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第50回 理学療法士国家試験 午前 第53問

解剖学第50回午前

第50回 理学療法士国家試験 午前 第53問(解剖学)の正答は 3 です。冠状断のT2強調像では脳脊髄液が白く写る。

問題
頭部MRIのT2強調像(別冊No.4)を別に示す。海馬はどれか。
第50回午前第53問 図
  1. 1. ①
  2. 2. ②
  3. 3. ③ ✓
  4. 4. ④
  5. 5. ⑤

正答:3番

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解説
■ 正答:3番 — ③

冠状断のT2強調像では脳脊髄液が白く写る。中央上部の白い左右一対の腔が側脳室、その下の中央の白い腔が第三脳室で、海馬は側頭葉の内側、側脳室下角に接する灰白質として見える。③はこの位置を指す。


【各選択肢の解説】

1. ①
❌ 誤り。①は中央上部の白く写る左右一対の腔で、脳脊髄液がたまる側脳室(体部)である。正しくは、海馬はこれより下方の側頭葉内側にある。
2. ②
❌ 誤り。②は第三脳室の外側にある灰白質で、視床の付近を指す。正しくは、海馬は視床より外側下方の側頭葉内側にある。
3. ③
✅ 正しい。③は側頭葉の内側、側脳室下角に沿う灰白質を指しており、これが海馬である。海馬は側脳室下角の底から内側壁に沿って隆起する構造であるため、冠状断では下角に接して見える。
4. ④
❌ 誤り。④は正中下方の脳幹(橋の付近)を指す。正しくは、海馬は脳幹の外側上方、左右の側頭葉内側にある。
5. ⑤
❌ 誤り。⑤は側頭葉の外側下部(側頭回)を指す。正しくは、海馬は側頭葉の内側にあり、外側の側頭回ではない。

【試験対策ポイント】

  • T2強調像:脳脊髄液=白、灰白質は白質より明るい
  • 冠状断で海馬を探す手順:側脳室を見つける→下角(側頭葉内の小さな腔)をたどる→その内側に接する灰白質が海馬
  • 海馬は記憶に関わり、アルツハイマー型認知症で早期から萎縮する
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