第50回 理学療法士国家試験 午後 第60問
生理学第50回午後
第50回 理学療法士国家試験 午後 第60問(生理学)の正答は 3 です。減数分裂は配偶子(精子・卵子)をつくる生殖細胞でみられ、染色体数が半減(2n→n)します。
問題
染色体と細胞分裂について正しいのはどれか。
- 1. 常染色体は46個ある。
- 2. Y染色体はX染色体より大きい。
- 3. 減数分裂は生殖細胞にみられる。 ✓
- 4. 細胞分裂は小胞体の移動から始まる。
- 5. トリソミーとは性染色体が3個ある状態である。
正答:3番
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解説
■ 正答:3番 — 減数分裂は生殖細胞にみられる。
減数分裂は配偶子(精子・卵子)をつくる生殖細胞でみられ、染色体数が半減(2n→n)します。体細胞分裂とは異なる過程で、これが正しい記述です。
【各選択肢の解説】
1. 常染色体は46個ある。
❌ 誤り。ヒトの染色体は計46本(23対)で、うち常染色体は44本(22対)、性染色体が2本です。
❌ 誤り。ヒトの染色体は計46本(23対)で、うち常染色体は44本(22対)、性染色体が2本です。
2. Y染色体はX染色体より大きい。
❌ 誤り。Y染色体はX染色体より小さく、遺伝子数も少ない染色体です。
❌ 誤り。Y染色体はX染色体より小さく、遺伝子数も少ない染色体です。
3. 減数分裂は生殖細胞にみられる。
✅ 正しい。生殖細胞の成熟過程で起こり、染色体数が半分の配偶子をつくります。
✅ 正しい。生殖細胞の成熟過程で起こり、染色体数が半分の配偶子をつくります。
4. 細胞分裂は小胞体の移動から始まる。
❌ 誤り。細胞分裂は染色体の凝縮・中心体(紡錘体)の形成から始まります。小胞体の移動が起点ではありません。
❌ 誤り。細胞分裂は染色体の凝縮・中心体(紡錘体)の形成から始まります。小胞体の移動が起点ではありません。
5. トリソミーとは性染色体が3個ある状態である。
❌ 誤り。トリソミーは特定の1種類の染色体が3本になる状態を指し、常染色体・性染色体を問いません(例:21トリソミー=ダウン症)。
❌ 誤り。トリソミーは特定の1種類の染色体が3本になる状態を指し、常染色体・性染色体を問いません(例:21トリソミー=ダウン症)。
【試験対策ポイント】
ヒトの染色体は46本(常染色体44+性染色体2)、配偶子は半数の23本。減数分裂は生殖細胞のみで起こり染色体数を半減させる。トリソミーは「ある1対が3本になる」異常で、21トリソミー(ダウン症)・18トリソミー(エドワーズ症)・13トリソミー(パトウ症)が代表。性染色体異常(ターナー:XO、クラインフェルター:XXY)と区別する。
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