第52回 理学療法士国家試験 午前 第36問
内科学・臨床医学第52回午前
第52回 理学療法士国家試験 午前 第36問(内科学・臨床医学)の正答は 1 です。うっ血性心不全では、左心のポンプ機能低下で肺に血液がうっ滞し(肺うっ血)、咳嗽・労作時呼吸困難・起座呼吸が起こる。
問題
うっ血性心不全でみられるのはどれか。
- 1. 咳嗽 ✓
- 2. 皮膚紅潮
- 3. 頸動脈雑音
- 4. 心胸郭比40%
- 5. 初期の体重減少
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 38.1%難問
42人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 咳嗽
うっ血性心不全では、左心のポンプ機能低下で肺に血液がうっ滞し(肺うっ血)、咳嗽・労作時呼吸困難・起座呼吸が起こる。他の選択肢は心不全で起こる変化と向きが逆か、別の疾患の所見である。
【各選択肢の解説】
1. 咳嗽
✅ 正しい。肺うっ血で肺の間質や気道がむくみ、その刺激で咳が出る。臥位で静脈還流が増えると悪化しやすく、夜間の咳として現れることもある。
✅ 正しい。肺うっ血で肺の間質や気道がむくみ、その刺激で咳が出る。臥位で静脈還流が増えると悪化しやすく、夜間の咳として現れることもある。
2. 皮膚紅潮
❌ 誤り。正しくは、心拍出量が落ちて末梢の血流が減るため、皮膚は蒼白・冷感・チアノーゼを示す。
❌ 誤り。正しくは、心拍出量が落ちて末梢の血流が減るため、皮膚は蒼白・冷感・チアノーゼを示す。
3. 頸動脈雑音
❌ 誤り。正しくは、頸動脈雑音は頸動脈狭窄(動脈硬化)でみられる所見である。心不全(特に右心不全)でみられる頸部の所見は頸静脈怒張。
❌ 誤り。正しくは、頸動脈雑音は頸動脈狭窄(動脈硬化)でみられる所見である。心不全(特に右心不全)でみられる頸部の所見は頸静脈怒張。
4. 心胸郭比40%
❌ 誤り。40%は正常範囲である。正しくは、心不全では心拡大のため心胸郭比が50%を超えることが多い。
❌ 誤り。40%は正常範囲である。正しくは、心不全では心拡大のため心胸郭比が50%を超えることが多い。
5. 初期の体重減少
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、水分・ナトリウムの貯留で体重が増加し、短期間の体重増加は心不全悪化の早いサインになる。
❌ 誤り。向きが逆である。正しくは、水分・ナトリウムの貯留で体重が増加し、短期間の体重増加は心不全悪化の早いサインになる。
【試験対策ポイント】
| 分類 | うっ血する場所 | 症状 |
|---|---|---|
| 左心不全 | 肺 | 咳嗽・呼吸困難・起座呼吸・湿性ラ音 |
| 右心不全 | 体循環 | 頸静脈怒張・下腿浮腫・肝腫大・体重増加 |
心胸郭比の正常は50%以下(成人・立位正面像)。
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