PTカコモン理学療法士国家試験 過去問・解説

第53回 理学療法士国家試験 午後 第83問

リハビリテーション医学第53回午後

第53回 理学療法士国家試験 午後 第83問(リハビリテーション医学)の正答は 2 です。FIMの最小介助(4点)は、患者が動作の75%以上を自分で行い、介助者の手出しが25%未満の状態です。

問題
FIMで4点(最小介助)となるのはどれか。
  1. 1. アームスリングをつけてもらっている。
  2. 2. 食器に残った食べ物をかき集めてもらう。
  3. 3. 移乗時に介助者から軽く引き上げてもらう。
  4. 4. トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらう。
  5. 5. シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらう。

正答:2番

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解説
■ 正答:2番 — 食器に残った食べ物をかき集めてもらう。

FIMの最小介助(4点)は、患者が動作の75%以上を自分で行い、介助者の手出しが25%未満の状態です。食事で残ったものをかき集めてもらう程度の援助は、大部分を自力で行っており25%未満の介助にあたるため4点が妥当です。


【各選択肢の解説】

1. アームスリングをつけてもらっている。
❌ 誤り。準備を全面的にしてもらう状況で、整容や更衣の文脈では監視・準備(5点)に相当します。
2. 食器に残った食べ物をかき集めてもらう。
✅ 正しい。動作の大部分を自分で行い介助は25%未満であり、最小介助(4点)に該当します。
3. 移乗時に介助者から軽く引き上げてもらう。
❌ 誤り。身体的に引き上げる接触介助で、介助量が25〜50%程度なら中等度介助(3点)に近いです。
4. トイレットペーパーをあらかじめ折ってもらう。
❌ 誤り。準備の援助にあたり、準備・監視(5点)相当です。
5. シャワーを浴びる前にお湯の温度を調節してもらう。
❌ 誤り。準備のみで動作自体は自立しており、準備・監視(5点)に相当します。

【試験対策ポイント】

FIMの介助レベルは自力で行う割合で決まる。7点完全自立/6点修正自立/5点監視・準備/4点最小介助(自力75%以上)/3点中等度介助(自力50〜75%)/2点最大介助(自力25〜50%)/1点全介助(自力25%未満)。準備・声かけのみは5点と覚える。

✍️ この解説の作成・点検

ST-Toolbox編集部(リハビリテーション領域の国家資格を持つ現役専門職が運営)が、理学療法士領域の有資格者の知見と標準的な教科書・ガイドラインに基づいて作成・点検しています。解説の下書きにはAIを活用し、人が確認・点検したうえで公開しています。

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