第54回 理学療法士国家試験 午前 第34問
理学療法評価学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第34問(理学療法評価学)の正答は 4・5 です。脳卒中の評価法は「何の項目が入っているか」で見分ける。
問題
脳卒中片麻痺患者に用いられる評価法で正しいのはどれか。2つ選べ。
- 1. FMA〈Fugl-Meyer assessment〉はADLの評価を含む。
- 2. JSS〈Japan Stroke Scale〉は関節可動域の評価を含む。
- 3. mRSは歩行速度の評価を含む。
- 4. NIHSSは意識状態の評価を含む。 ✓
- 5. SIASは非麻痺側機能の評価を含む。 ✓
正答:4・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 52%参考値
25人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4・5番 — NIHSSは意識状態の評価を含む。・SIASは非麻痺側機能の評価を含む。
脳卒中の評価法は「何の項目が入っているか」で見分ける。NIHSSは最初の項目が意識水準であり、SIASは麻痺側だけでなく非麻痺側の握力・大腿四頭筋力も評価する。
【各選択肢の解説】
1. FMA〈Fugl-Meyer assessment〉はADLの評価を含む。
❌ 誤り。FMAにADLの項目はない。正しくは、上肢・下肢の運動機能、バランス、感覚、関節可動域・関節痛を評価する機能障害の評価である。
❌ 誤り。FMAにADLの項目はない。正しくは、上肢・下肢の運動機能、バランス、感覚、関節可動域・関節痛を評価する機能障害の評価である。
2. JSS〈Japan Stroke Scale〉は関節可動域の評価を含む。
❌ 誤り。JSSに関節可動域の項目はない。正しくは、意識、言語、無視、視野、眼球運動、瞳孔、顔面麻痺、足底反射、感覚、運動などで脳卒中の重症度を点数にする評価である(日本脳卒中学会)。
❌ 誤り。JSSに関節可動域の項目はない。正しくは、意識、言語、無視、視野、眼球運動、瞳孔、顔面麻痺、足底反射、感覚、運動などで脳卒中の重症度を点数にする評価である(日本脳卒中学会)。
3. mRSは歩行速度の評価を含む。
❌ 誤り。mRSは歩行速度を測らない。正しくは、症状なし(0)から死亡(6)まで、生活全体の障害の程度を7段階で判定する尺度である。
❌ 誤り。mRSは歩行速度を測らない。正しくは、症状なし(0)から死亡(6)まで、生活全体の障害の程度を7段階で判定する尺度である。
4. NIHSSは意識状態の評価を含む。
✅ 正しい。NIHSSは意識水準・質問・命令への応答から始まり、注視、視野、顔面麻痺、上下肢の運動、失調、感覚、言語、構音、消去・無視を評価する。意識は急性期の重症度に直結するため最初に置かれている。
✅ 正しい。NIHSSは意識水準・質問・命令への応答から始まり、注視、視野、顔面麻痺、上下肢の運動、失調、感覚、言語、構音、消去・無視を評価する。意識は急性期の重症度に直結するため最初に置かれている。
5. SIASは非麻痺側機能の評価を含む。
✅ 正しい。SIASは麻痺側の運動・筋緊張・感覚・関節可動域・疼痛・体幹・高次脳機能に加え、非麻痺側の握力と大腿四頭筋力を評価する。片麻痺者の動作は非麻痺側の力に支えられるためである。
✅ 正しい。SIASは麻痺側の運動・筋緊張・感覚・関節可動域・疼痛・体幹・高次脳機能に加え、非麻痺側の握力と大腿四頭筋力を評価する。片麻痺者の動作は非麻痺側の力に支えられるためである。
【試験対策ポイント】
| 評価 | 含む/含まない |
|---|---|
| FMA | 運動・バランス・感覚・ROM/ADLは含まない |
| JSS | 意識・神経症候/ROMは含まない |
| mRS | 生活全体の障害の程度(0〜6) |
| NIHSS | 意識から始まる神経症候 |
| SIAS | 麻痺側+非麻痺側(握力・大腿四頭筋力) |
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