第54回 理学療法士国家試験 午前 第63問
神経内科学第54回午前
第54回 理学療法士国家試験 午前 第63問(神経内科学)の正答は 5 です。感覚の種類ごとに「どの索を通るか」と「どこで交叉するか」を組み合わせる問題である。
問題
左上肢の感覚と伝導路が通る部位との組合せで正しいのはどれか。
- 1. 圧 覚 ── 左脊髄前索
- 2. 位置覚 ── 右脊髄後索
- 3. 温 覚 ── 右脊髄後索
- 4. 振動覚 ── 左脊髄側索
- 5. 痛 覚 ── 右脊髄側索 ✓
正答:5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 61.1%参考値
18人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:5番 — 痛覚 ── 右脊髄側索
感覚の種類ごとに「どの索を通るか」と「どこで交叉するか」を組み合わせる問題である。左上肢の痛覚は脊髄で交叉し、右の側索(外側脊髄視床路)を上行する。
【各選択肢の解説】
1. 圧覚 ── 左脊髄前索
❌ 誤り。圧覚・粗大な触覚は前脊髄視床路を通り、脊髄で交叉する。正しくは、左上肢の圧覚は右脊髄前索を上行する。
❌ 誤り。圧覚・粗大な触覚は前脊髄視床路を通り、脊髄で交叉する。正しくは、左上肢の圧覚は右脊髄前索を上行する。
2. 位置覚 ── 右脊髄後索
❌ 誤り。位置覚(深部感覚)は後索を同側のまま上行し、延髄で交叉する。正しくは、左上肢の位置覚は左脊髄後索を上行する。
❌ 誤り。位置覚(深部感覚)は後索を同側のまま上行し、延髄で交叉する。正しくは、左上肢の位置覚は左脊髄後索を上行する。
3. 温覚 ── 右脊髄後索
❌ 誤り。温覚は痛覚と同じ外側脊髄視床路を通る。正しくは、左上肢の温覚は右脊髄側索を上行する。
❌ 誤り。温覚は痛覚と同じ外側脊髄視床路を通る。正しくは、左上肢の温覚は右脊髄側索を上行する。
4. 振動覚 ── 左脊髄側索
❌ 誤り。振動覚は後索を通る。正しくは、左上肢の振動覚は左脊髄後索を上行する。
❌ 誤り。振動覚は後索を通る。正しくは、左上肢の振動覚は左脊髄後索を上行する。
5. 痛覚 ── 右脊髄側索
✅ 正しい(=正答)。痛覚の線維は後角でニューロンを替え、前交連で反対側へ交叉してから側索の外側脊髄視床路を上行するため、左上肢の痛覚は右側索を通る。
✅ 正しい(=正答)。痛覚の線維は後角でニューロンを替え、前交連で反対側へ交叉してから側索の外側脊髄視床路を上行するため、左上肢の痛覚は右側索を通る。
【試験対策ポイント】
| 伝導路 | 感覚 | 脊髄内の位置 | 交叉 |
|---|---|---|---|
| 後索路 | 位置覚・振動覚・識別性触覚 | 同側の後索 | 延髄 |
| 外側脊髄視床路 | 痛覚・温度覚 | 対側の側索 | 脊髄 |
| 前脊髄視床路 | 粗大な触覚・圧覚 | 対側の前索 | 脊髄 |
脊髄半側障害(Brown-Séquard症候群)で、深部感覚は障害側、痛温覚は反対側が脱失するのはこの交叉の違いによる。
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