第55回 理学療法士国家試験 午後 第72問
解剖学第55回午後
第55回 理学療法士国家試験 午後 第72問(解剖学)の正答は 4 です。股関節伸展・内転・内旋と膝関節屈曲を兼ねるのは、坐骨結節から脛骨内側(鵞足)へ走る内側ハムストリングス(半腱様筋)である。
問題
股関節伸展、内転、内旋および膝関節屈曲に作用する筋はどれか。
- 1. 大腿筋膜張筋
- 2. 大腿二頭筋
- 3. 中間広筋
- 4. 半腱様筋 ✓
- 5. 縫工筋
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.2%標準
47人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 半腱様筋
股関節伸展・内転・内旋と膝関節屈曲を兼ねるのは、坐骨結節から脛骨内側(鵞足)へ走る内側ハムストリングス(半腱様筋)である。大腿二頭筋との回旋の向きの違いが見分けの軸になる。
【各選択肢の解説】
1. 大腿筋膜張筋
❌ 誤り。正しくは、大腿筋膜張筋は股関節の屈曲・外転・内旋に働く。伸展・内転には働かない。
❌ 誤り。正しくは、大腿筋膜張筋は股関節の屈曲・外転・内旋に働く。伸展・内転には働かない。
2. 大腿二頭筋
❌ 誤り。正しくは、大腿二頭筋は主に腓骨頭(一部は脛骨外側顆)に付き下腿の外側を引くため、膝関節屈曲とともに膝の外旋に働き、長頭は股関節伸展に働く。内旋筋ではない。
❌ 誤り。正しくは、大腿二頭筋は主に腓骨頭(一部は脛骨外側顆)に付き下腿の外側を引くため、膝関節屈曲とともに膝の外旋に働き、長頭は股関節伸展に働く。内旋筋ではない。
3. 中間広筋
❌ 誤り。正しくは、中間広筋は大腿骨から起こる単関節筋で、膝関節伸展のみに働く。
❌ 誤り。正しくは、中間広筋は大腿骨から起こる単関節筋で、膝関節伸展のみに働く。
4. 半腱様筋
✅ 正しい。坐骨結節から起こり大腿の内側を通って脛骨内側に付くため、股関節伸展・内転・内旋と膝関節屈曲(膝の内旋も)に働く。
✅ 正しい。坐骨結節から起こり大腿の内側を通って脛骨内側に付くため、股関節伸展・内転・内旋と膝関節屈曲(膝の内旋も)に働く。
5. 縫工筋
❌ 誤り。正しくは、縫工筋は上前腸骨棘から起こり、股関節の屈曲・外転・外旋と膝関節屈曲に働く。
❌ 誤り。正しくは、縫工筋は上前腸骨棘から起こり、股関節の屈曲・外転・外旋と膝関節屈曲に働く。
【試験対策ポイント】
| 筋 | 股関節 | 膝関節 |
|---|---|---|
| 半腱様筋・半膜様筋 | 伸展・内転・内旋 | 屈曲・内旋 |
| 大腿二頭筋 | 伸展(長頭) | 屈曲・外旋 |
| 縫工筋 | 屈曲・外転・外旋 | 屈曲 |
| 大腿筋膜張筋 | 屈曲・外転・内旋 | — |
内側ハム=内旋、外側ハム=外旋。
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