第56回 理学療法士国家試験 午前 第33問
整形外科学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第33問(整形外科学)の正答は 1 です。Trendelenburg徴候は中殿筋(股関節外転筋)の機能不全で、患側で片脚立ちすると反対側(遊脚側)の骨盤が下がる。
問題
Trendelenburg徴候が生じやすいのはどれか。
- 1. 変形性股関節症 ✓
- 2. 変形性足関節症
- 3. 変形性膝関節症
- 4. 腰椎分離症
- 5. 腰部脊柱管狭窄症
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 89.5%やさしい
38人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 変形性股関節症
Trendelenburg徴候は中殿筋(股関節外転筋)の機能不全で、患側で片脚立ちすると反対側(遊脚側)の骨盤が下がる。変形性股関節症では疼痛による筋力低下や、臼蓋形成不全・大転子の高位で外転筋のてこの腕が短くなることから生じやすい。
【各選択肢の解説】
1. 変形性股関節症
✅ 正しい。股関節そのものの病変で中殿筋が十分に働けなくなり、片脚立ちで骨盤を水平に保てなくなる。
✅ 正しい。股関節そのものの病変で中殿筋が十分に働けなくなり、片脚立ちで骨盤を水平に保てなくなる。
2. 変形性足関節症
❌ 誤り。股関節外転筋の機能とは関係しない。正しくは、足関節の疼痛と背屈・底屈の可動域制限が主な問題になる。
❌ 誤り。股関節外転筋の機能とは関係しない。正しくは、足関節の疼痛と背屈・底屈の可動域制限が主な問題になる。
3. 変形性膝関節症
❌ 誤り。中殿筋の機能不全が主ではない。正しくは、内反膝(O脚)や、立脚期に膝が外側へ揺れる外側スラストがみられる。
❌ 誤り。中殿筋の機能不全が主ではない。正しくは、内反膝(O脚)や、立脚期に膝が外側へ揺れる外側スラストがみられる。
4. 腰椎分離症
❌ 誤り。股関節外転筋の機能不全は起こさない。正しくは、成長期のスポーツ選手に多い関節突起間部の疲労骨折で、腰の伸展時の痛みが主な症状である。
❌ 誤り。股関節外転筋の機能不全は起こさない。正しくは、成長期のスポーツ選手に多い関節突起間部の疲労骨折で、腰の伸展時の痛みが主な症状である。
5. 腰部脊柱管狭窄症
❌ 誤り。股関節そのものの病変ではない。正しくは、馬尾・神経根の圧迫による神経性間欠跛行(歩くと下肢のしびれや痛みが出て、前かがみで休むと軽くなる)が特徴である。
❌ 誤り。股関節そのものの病変ではない。正しくは、馬尾・神経根の圧迫による神経性間欠跛行(歩くと下肢のしびれや痛みが出て、前かがみで休むと軽くなる)が特徴である。
【試験対策ポイント】
| 徴候 | 見え方 |
|---|---|
| Trendelenburg徴候 | 患側立脚で遊脚側の骨盤が下がる |
| Duchenne徴候 | 患側立脚で体幹を患側へ傾けて代償する |
- 中殿筋の支配神経=上殿神経
- 原因は変形性股関節症・発育性股関節形成不全など股関節そのものの病変が中心
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