第56回 理学療法士国家試験 午前 第42問
義肢装具学第56回午前
第56回 理学療法士国家試験 午前 第42問(義肢装具学)の正答は 1 です。フットサポートに足を乗せたまま立ち上がろうとするのは、移乗の手順を組み立てて実行できない状態で、前頭葉障害による遂行機能障害(段取り・注意・行動の抑制の障害)に結びつく。
問題
車椅子からベッドへの移乗動作において、フットサポートに足を乗せたまま立ち上がろうとすることに関連する病巣はどれか。
- 1. 前頭葉 ✓
- 2. 視床
- 3. 被殻
- 4. 中脳背側
- 5. 小脳虫部
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 64.2%標準
53人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — 前頭葉
フットサポートに足を乗せたまま立ち上がろうとするのは、移乗の手順を組み立てて実行できない状態で、前頭葉障害による遂行機能障害(段取り・注意・行動の抑制の障害)に結びつく。
【各選択肢の解説】
1. 前頭葉
✅ 正しい。前頭葉は行為の計画・順序立て・状況に応じた行動の切り替えを担う。障害されると「足を下ろす→ブレーキ→立つ」といった手順を踏めず、目の前の目的(立つ)にすぐ移ってしまう。
✅ 正しい。前頭葉は行為の計画・順序立て・状況に応じた行動の切り替えを担う。障害されると「足を下ろす→ブレーキ→立つ」といった手順を踏めず、目の前の目的(立つ)にすぐ移ってしまう。
2. 視床
❌ 誤り。視床は感覚の中継核である。正しくは、視床の病巣では対側の感覚障害や視床痛が主な症状になる。
❌ 誤り。視床は感覚の中継核である。正しくは、視床の病巣では対側の感覚障害や視床痛が主な症状になる。
3. 被殻
❌ 誤り。被殻の病巣(被殻出血)は内包に及ぶことが多い。正しくは、対側の片麻痺・感覚障害が主な症状になる。
❌ 誤り。被殻の病巣(被殻出血)は内包に及ぶことが多い。正しくは、対側の片麻痺・感覚障害が主な症状になる。
4. 中脳背側
❌ 誤り。中脳背側には垂直方向の眼球運動の中枢がある。正しくは、上方注視麻痺などのParinaud症候群が生じる。
❌ 誤り。中脳背側には垂直方向の眼球運動の中枢がある。正しくは、上方注視麻痺などのParinaud症候群が生じる。
5. 小脳虫部
❌ 誤り。小脳虫部は体幹の平衡にかかわる。正しくは、体幹失調(座位・立位・歩行の不安定)が生じる。
❌ 誤り。小脳虫部は体幹の平衡にかかわる。正しくは、体幹失調(座位・立位・歩行の不安定)が生じる。
【試験対策ポイント】
| 病巣 | 主な症状 |
|---|---|
| 前頭葉 | 遂行機能障害・脱抑制・保続(手順の抜け) |
| 視床 | 対側の感覚障害・視床痛 |
| 被殻 | 対側片麻痺・感覚障害 |
| 中脳背側 | 上方注視麻痺(Parinaud症候群) |
| 小脳虫部 | 体幹失調 |
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