第57回 理学療法士国家試験 午後 第9問
運動学第57回午後
第57回 理学療法士国家試験 午後 第9問(運動学)の正答は 2 です。図は腹臥位で、大腿の遠位の下にタオルを入れて股関節を伸展させ、踵を殿部へ近づけて膝関節を屈曲させ、殿部を押さえて骨盤を固定している。
問題
図に示すストレッチングで伸張される筋はどれか。
- 1. 大殿筋
- 2. 大腿直筋 ✓
- 3. 大腿二頭筋長頭
- 4. 膝窩筋
- 5. 腓腹筋
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 98.2%やさしい
56人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 大腿直筋
図は腹臥位で、大腿の遠位の下にタオルを入れて股関節を伸展させ、踵を殿部へ近づけて膝関節を屈曲させ、殿部を押さえて骨盤を固定している。股関節の伸展と膝関節の屈曲を同時に強いると伸びるのは、股関節屈曲と膝関節伸展の両方に働く二関節筋=大腿直筋である。
【各選択肢の解説】
1. 大殿筋
❌ 誤り。大殿筋は股関節の伸展筋で、図の股関節伸展位では縮む側にある。正しくは、大殿筋は股関節を屈曲(膝を胸に近づける)させて伸張する。
❌ 誤り。大殿筋は股関節の伸展筋で、図の股関節伸展位では縮む側にある。正しくは、大殿筋は股関節を屈曲(膝を胸に近づける)させて伸張する。
2. 大腿直筋
✅ 正しい。下前腸骨棘から膝蓋骨を経て脛骨粗面に付く二関節筋で、股関節屈曲・膝関節伸展に働く。股関節伸展+膝関節屈曲でその両端が引き離される。骨盤を固定するのは、骨盤の前傾で股関節の伸展が逃げるのを防ぐためである。
✅ 正しい。下前腸骨棘から膝蓋骨を経て脛骨粗面に付く二関節筋で、股関節屈曲・膝関節伸展に働く。股関節伸展+膝関節屈曲でその両端が引き離される。骨盤を固定するのは、骨盤の前傾で股関節の伸展が逃げるのを防ぐためである。
3. 大腿二頭筋長頭
❌ 誤り。股関節伸展・膝関節屈曲に働くので、図の肢位では縮む側にある。正しくは、股関節屈曲+膝関節伸展(SLRの肢位)で伸張する。
❌ 誤り。股関節伸展・膝関節屈曲に働くので、図の肢位では縮む側にある。正しくは、股関節屈曲+膝関節伸展(SLRの肢位)で伸張する。
4. 膝窩筋
❌ 誤り。膝関節の屈曲と下腿の内旋に働く筋で、膝関節屈曲位では伸びない。正しくは、膝関節の伸展方向で伸張される。
❌ 誤り。膝関節の屈曲と下腿の内旋に働く筋で、膝関節屈曲位では伸びない。正しくは、膝関節の伸展方向で伸張される。
5. 腓腹筋
❌ 誤り。膝関節屈曲・足関節底屈に働くので、膝関節屈曲位ではゆるむ。正しくは、膝関節伸展位で足関節を背屈させて伸張する。
❌ 誤り。膝関節屈曲・足関節底屈に働くので、膝関節屈曲位ではゆるむ。正しくは、膝関節伸展位で足関節を背屈させて伸張する。
【試験対策ポイント】
| 筋 | 伸張する肢位 |
|---|---|
| 大腿直筋 | 股関節伸展+膝関節屈曲 |
| ハムストリングス | 股関節屈曲+膝関節伸展 |
| 腓腹筋 | 膝関節伸展+足関節背屈 |
| ヒラメ筋 | 膝関節屈曲+足関節背屈 |
- 二関節筋は「両方の関節で作用と逆の向き」にして伸ばす
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