第59回 理学療法士国家試験 午前 第92問
整形外科学第59回午前
第59回 理学療法士国家試験 午前 第92問(整形外科学)の正答は 4 です。手根管症候群は手関節掌側の手根管で正中神経が圧迫される絞扼性神経障害である。
問題
手根管症候群でみられる症候はどれか。
- 1. 下垂手
- 2. 骨間筋の萎縮
- 3. 小指のしびれ
- 4. 母指球筋の萎縮 ✓
- 5. Guyon管のTinel徴候陽性
正答:4番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 54.3%標準
46人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:4番 — 母指球筋の萎縮
手根管症候群は手関節掌側の手根管で正中神経が圧迫される絞扼性神経障害である。進行すると正中神経が支配する母指球筋(短母指外転筋など)が萎縮する。他の選択肢は橈骨神経・尺骨神経の障害でみられる症候である。
【各選択肢の解説】
1. 下垂手
❌ 誤り。正しくは、下垂手は手関節・手指の伸筋が麻痺する橈骨神経麻痺の症候である。
❌ 誤り。正しくは、下垂手は手関節・手指の伸筋が麻痺する橈骨神経麻痺の症候である。
2. 骨間筋の萎縮
❌ 誤り。正しくは、骨間筋は尺骨神経の支配で、萎縮は尺骨神経障害(肘部管症候群・Guyon管症候群)でみられる。
❌ 誤り。正しくは、骨間筋は尺骨神経の支配で、萎縮は尺骨神経障害(肘部管症候群・Guyon管症候群)でみられる。
3. 小指のしびれ
❌ 誤り。正しくは、小指の感覚は尺骨神経の領域である。手根管症候群のしびれは母指・示指・中指と環指の橈側半分にみられる。
❌ 誤り。正しくは、小指の感覚は尺骨神経の領域である。手根管症候群のしびれは母指・示指・中指と環指の橈側半分にみられる。
4. 母指球筋の萎縮(=正答)
✅ 正しい。短母指外転筋などの萎縮で母指の掌側外転・対立がしにくくなり、進行すると猿手を呈する。
✅ 正しい。短母指外転筋などの萎縮で母指の掌側外転・対立がしにくくなり、進行すると猿手を呈する。
5. Guyon管のTinel徴候陽性
❌ 誤り。正しくは、Guyon管は手関節尺側で尺骨神経が通る管で、そこでのTinel徴候陽性はGuyon管症候群の所見である。手根管症候群では手根管の部位でTinel徴候が陽性になる。
❌ 誤り。正しくは、Guyon管は手関節尺側で尺骨神経が通る管で、そこでのTinel徴候陽性はGuyon管症候群の所見である。手根管症候群では手根管の部位でTinel徴候が陽性になる。
【試験対策ポイント】
| 神経 | 絞扼部位の例 | 代表的な所見 |
|---|---|---|
| 正中神経 | 手根管 | 母指〜環指橈側半分のしびれ・母指球筋萎縮・猿手・Phalenテスト陽性 |
| 尺骨神経 | 肘部管・Guyon管 | 小指・環指尺側のしびれ・骨間筋萎縮・鷲手・Froment徴候 |
| 橈骨神経 | 上腕の橈骨神経溝など | 下垂手 |
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