第60回 理学療法士国家試験 午前 第86問
整形外科学第60回午前
第60回 理学療法士国家試験 午前 第86問(整形外科学)の正答は 2 です。末梢神経伝導検査は、末梢神経を電気刺激して伝導速度・潜時・振幅を測り、末梢神経そのものの障害を調べる検査である。
問題
末梢神経伝導検査が診断に有用なのはどれか。
- 1. Parkinson病
- 2. 手根管症候群 ✓
- 3. 多系統萎縮症
- 4. 筋ジストロフィー
- 5. 閉塞性動脈硬化症
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 53.7%標準
54人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 手根管症候群
末梢神経伝導検査は、末梢神経を電気刺激して伝導速度・潜時・振幅を測り、末梢神経そのものの障害を調べる検査である。手根管で正中神経が圧迫される手根管症候群では、手根部をまたぐ区間の遠位潜時の延長・伝導速度の低下がとらえられ、診断と重症度の判定に使われる。
【各選択肢の解説】
1. Parkinson病
❌ 誤り。黒質のドパミン神経が変性する中枢神経の病気で、末梢神経の伝導は保たれる。正しくは症状と経過で診断し、末梢神経伝導検査は診断の手段にならない。
❌ 誤り。黒質のドパミン神経が変性する中枢神経の病気で、末梢神経の伝導は保たれる。正しくは症状と経過で診断し、末梢神経伝導検査は診断の手段にならない。
2. 手根管症候群
✅ 正しい(=正答)。手根部での正中神経の伝導遅延を検出でき、診断に有用である。
✅ 正しい(=正答)。手根部での正中神経の伝導遅延を検出でき、診断に有用である。
3. 多系統萎縮症
❌ 誤り。小脳・錐体外路・自律神経系がおかされる中枢神経の変性疾患である。正しくは症状とMRI所見などで診断し、末梢神経伝導検査は診断の中心にならない。
❌ 誤り。小脳・錐体外路・自律神経系がおかされる中枢神経の変性疾患である。正しくは症状とMRI所見などで診断し、末梢神経伝導検査は診断の中心にならない。
4. 筋ジストロフィー
❌ 誤り。筋そのものが変性する病気で、末梢神経の伝導は基本的に保たれる。正しくは血清CK・針筋電図(筋原性変化)・筋生検・遺伝子検査で診断する。
❌ 誤り。筋そのものが変性する病気で、末梢神経の伝導は基本的に保たれる。正しくは血清CK・針筋電図(筋原性変化)・筋生検・遺伝子検査で診断する。
5. 閉塞性動脈硬化症
❌ 誤り。下肢の動脈が狭窄・閉塞する血管の病気である。正しくは足関節上腕血圧比(ABI)や血管の画像検査で診断する。
❌ 誤り。下肢の動脈が狭窄・閉塞する血管の病気である。正しくは足関節上腕血圧比(ABI)や血管の画像検査で診断する。
【試験対策ポイント】
| 障害の場所 | 主に使う検査 |
|---|---|
| 末梢神経(絞扼性神経障害・多発神経障害・Guillain-Barré症候群) | 末梢神経伝導検査 |
| 筋(筋ジストロフィー・筋炎) | 血清CK・針筋電図・筋生検 |
| 中枢神経(Parkinson病・多系統萎縮症) | 神経学的所見・画像 |
| 血管(閉塞性動脈硬化症) | ABI・血管の画像検査 |
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