第60回 理学療法士国家試験 午後 第87問
内部障害理学療法第60回午後
第60回 理学療法士国家試験 午後 第87問(内部障害理学療法)の正答は 2・3 です。AEDの電気ショックの対象は、心室が無秩序に興奮して血液を送り出せない心室細動と、脈の触れない心室頻拍(無脈性心室頻拍)である(JRC蘇生ガイドライン)。
問題
AEDによる電気的除細動の適応となるのはどれか。2つ選べ。
- 1. 心静止
- 2. 心室細動 ✓
- 3. 心室頻拍 ✓
- 4. 洞性頻脈
- 5. 房室ブロック
正答:2・3番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 43.9%難問
66人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2・3番 — 心室細動・心室頻拍
AEDの電気ショックの対象は、心室が無秩序に興奮して血液を送り出せない心室細動と、脈の触れない心室頻拍(無脈性心室頻拍)である(JRC蘇生ガイドライン)。
【各選択肢の解説】
1. 心静止
❌ 誤り。正しくは、電気的な活動が消えた状態でショックの対象にならず、胸骨圧迫を中心とした心肺蘇生とアドレナリン投与で対応する。
❌ 誤り。正しくは、電気的な活動が消えた状態でショックの対象にならず、胸骨圧迫を中心とした心肺蘇生とアドレナリン投与で対応する。
2. 心室細動
✅ 正しい。心室が細かく震えるだけで心拍出が失われた状態で、AEDのショック適応である。
✅ 正しい。心室が細かく震えるだけで心拍出が失われた状態で、AEDのショック適応である。
3. 心室頻拍
✅ 正しい。脈の触れない心室頻拍は心室細動と同じくショック適応である。AEDは心電図を自動で解析して適応を判断する。
✅ 正しい。脈の触れない心室頻拍は心室細動と同じくショック適応である。AEDは心電図を自動で解析して適応を判断する。
4. 洞性頻脈
❌ 誤り。正しくは、洞結節からの正常な興奮が速くなっただけの状態で心拍出は保たれており、ショックの対象ではない。発熱・脱水・貧血など原因への対応が基本である。
❌ 誤り。正しくは、洞結節からの正常な興奮が速くなっただけの状態で心拍出は保たれており、ショックの対象ではない。発熱・脱水・貧血など原因への対応が基本である。
5. 房室ブロック
❌ 誤り。正しくは、心房から心室への興奮の伝導が遅れる、または途切れる状態で(1度では遅れるだけ、高度では途切れて徐脈になる)、ショックの対象ではない。症状のある高度の徐脈ではペーシングを行う。
❌ 誤り。正しくは、心房から心室への興奮の伝導が遅れる、または途切れる状態で(1度では遅れるだけ、高度では途切れて徐脈になる)、ショックの対象ではない。症状のある高度の徐脈ではペーシングを行う。
【試験対策ポイント】
| 心停止の波形 | 電気ショック |
|---|---|
| 心室細動 | 適応 |
| 無脈性心室頻拍 | 適応 |
| 無脈性電気活動(PEA) | 適応外 |
| 心静止 | 適応外 |
除細動は「無秩序な興奮をいったん止めて正常な興奮を取り戻させる」処置なので、電気活動のない心静止には効かない。
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