第61回 理学療法士国家試験 午前 第41問
理学療法治療学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第41問(理学療法治療学)の正答は 1 です。大動脈解離のリハ開始基準では、過度の鎮静・興奮がなく循環・呼吸が安定していることが求められます。
問題
大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン2020年改訂版(日本循環器学会)に基づく、大動脈解離のリハビリテーション治療の開始基準において、患者のバイタルサインと管理状態の組合せで基準範囲内にあるのはどれか。
- 1. RASS ─────────── -1 ✓
- 2. 体温 ─────────── 38.8℃
- 3. 呼吸数 ─────────── 38回/分
- 4. 酸素飽和度〈SaO₂〉────── 85%
- 5. 吸入酸素濃度〈FiO₂〉────── 0.7
正答:1番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 37.5%参考値
16人の初回解答から算出(2026年7月28日時点)。母数が少ないため参考値です
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:1番 — RASS ─ -1
大動脈解離のリハ開始基準では、過度の鎮静・興奮がなく循環・呼吸が安定していることが求められます。RASS -1(傾眠だが声かけで覚醒・10秒以上開眼)は軽度鎮静で、開始可能な基準範囲内です。
【各選択肢の解説】
1. RASS ─ -1
✅ 正しい。-1は軽度の鎮静(呼びかけで覚醒)で、リハ開始基準を満たす範囲内です。
✅ 正しい。-1は軽度の鎮静(呼びかけで覚醒)で、リハ開始基準を満たす範囲内です。
2. 体温 ─ 38.8℃
❌ 誤り。38℃台後半の発熱は全身状態が不安定でリハ開始基準を逸脱します(一般に38℃以上は中止・延期基準)。
❌ 誤り。38℃台後半の発熱は全身状態が不安定でリハ開始基準を逸脱します(一般に38℃以上は中止・延期基準)。
3. 呼吸数 ─ 38回/分
❌ 誤り。頻呼吸(おおむね30回/分以上)は呼吸不全を示唆し、基準範囲外です。
❌ 誤り。頻呼吸(おおむね30回/分以上)は呼吸不全を示唆し、基準範囲外です。
4. 酸素飽和度〈SaO₂〉─ 85%
❌ 誤り。90%を大きく下回る低酸素血症で、リハ開始の基準を満たしません。
❌ 誤り。90%を大きく下回る低酸素血症で、リハ開始の基準を満たしません。
5. 吸入酸素濃度〈FiO₂〉─ 0.7
❌ 誤り。高濃度酸素を要する状態は呼吸状態が不安定で、開始基準を逸脱します。
❌ 誤り。高濃度酸素を要する状態は呼吸状態が不安定で、開始基準を逸脱します。
【試験対策ポイント】
集中治療領域のリハ開始・中止基準は「循環・呼吸・意識の安定」が原則。RASSは鎮静・興奮の指標で0が清明、-1〜-2は軽度鎮静(リハ可能域)、深い鎮静(-3以下)や強い興奮(+2以上)は不可。発熱(38℃以上)、頻呼吸、SpO₂低下(90%未満)、高FiO₂は中止・延期基準。各カットオフ値を数値で覚えましょう。
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