第61回 理学療法士国家試験 午前 第82問
リハビリテーション医学第61回午前
第61回 理学療法士国家試験 午前 第82問(リハビリテーション医学)の正答は 2 です。ICF(国際生活機能分類、WHO 2001年)の構成要素は、心身機能・身体構造/活動/参加の生活機能と、環境因子/個人因子の背景因子である。
問題
ICFの概念モデル(生物心理社会モデル)に含まれる構成要素はどれか。
- 1. 医療依存
- 2. 環境因子 ✓
- 3. 性格因子
- 4. 能力低下
- 5. 社会的不利
正答:2番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 83.8%やさしい
68人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:2番 — 環境因子
ICF(国際生活機能分類、WHO 2001年)の構成要素は、心身機能・身体構造/活動/参加の生活機能と、環境因子/個人因子の背景因子である。能力低下・社会的不利は前身のICIDH(1980年)の用語で、ここが引っかけになる。
【各選択肢の解説】
1. 医療依存
❌ 誤り。正しくはICFの構成要素に「医療依存」はない。健康状態(疾患・変調)は別枠で置かれ、保健・医療サービスは環境因子の中で扱われる。
❌ 誤り。正しくはICFの構成要素に「医療依存」はない。健康状態(疾患・変調)は別枠で置かれ、保健・医療サービスは環境因子の中で扱われる。
2. 環境因子
✅ 正しい(=正答)。物的環境・人的環境・社会的態度・サービスや制度などで、促進因子にも阻害因子にもなる。
✅ 正しい(=正答)。物的環境・人的環境・社会的態度・サービスや制度などで、促進因子にも阻害因子にもなる。
3. 性格因子
❌ 誤り。正しくは性格は個人因子(年齢・性別・生活歴・性格など)に含まれ、構成要素の名称は「個人因子」である。
❌ 誤り。正しくは性格は個人因子(年齢・性別・生活歴・性格など)に含まれ、構成要素の名称は「個人因子」である。
4. 能力低下
❌ 誤り。正しくはICIDHの用語(disability)で、ICFではこれに当たるものを活動制限と呼ぶ。
❌ 誤り。正しくはICIDHの用語(disability)で、ICFではこれに当たるものを活動制限と呼ぶ。
5. 社会的不利
❌ 誤り。正しくはICIDHの用語(handicap)で、ICFではこれに当たるものを参加制約と呼ぶ。
❌ 誤り。正しくはICIDHの用語(handicap)で、ICFではこれに当たるものを参加制約と呼ぶ。
【試験対策ポイント】
| ICIDH(1980) | ICF(2001) |
|---|---|
| 機能障害 | 心身機能・身体構造(その問題=機能障害) |
| 能力低下 | 活動(その問題=活動制限) |
| 社会的不利 | 参加(その問題=参加制約) |
| なし | 環境因子・個人因子(背景因子) |
ICFは中立的な語で表し、各要素が双方向に影響し合う相互作用モデルである。
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