第61回 理学療法士国家試験 午後 第62問
生理学第61回午後
第61回 理学療法士国家試験 午後 第62問(生理学)の正答は 3・5 です。痛覚を伝えるのは細い線維で、有髄のAδ線維(速く鋭い一次痛)と無髄のC線維(遅く鈍い二次痛)の2種類である。
問題
疼痛を伝達する神経線維はどれか。2つ選べ。
- 1. Aα
- 2. Aβ
- 3. Aδ ✓
- 4. B
- 5. C ✓
正答:3・5番
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この問題の正答率(PTカコモン利用者の実データ)
初回正答率 45.2%難問
73人の初回解答から算出(2026年10月21日時点)
同じ利用者の2回目以降の解答は除外しています(再挑戦を含めると正答率は実力より高く出るため)。国家試験の公式発表値ではなく、PTカコモンで実際に解かれた記録にもとづく数値です。
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解説
■ 正答:3・5番 — Aδ・C
痛覚を伝えるのは細い線維で、有髄のAδ線維(速く鋭い一次痛)と無髄のC線維(遅く鈍い二次痛)の2種類である。太い線維(Aα・Aβ)は運動・固有感覚・触圧覚を受け持つ。
【各選択肢の解説】
1. Aα
❌ 誤り。Aαは最も太く伝導が速い有髄線維で、α運動ニューロンや筋紡錘(Ia)・腱器官(Ib)からの求心線維である。正しくは、痛覚ではなく運動と固有感覚を伝える。
❌ 誤り。Aαは最も太く伝導が速い有髄線維で、α運動ニューロンや筋紡錘(Ia)・腱器官(Ib)からの求心線維である。正しくは、痛覚ではなく運動と固有感覚を伝える。
2. Aβ
❌ 誤り。Aβは触覚・圧覚・振動覚など識別性の感覚を伝える。正しくは、痛覚を伝えるのはより細いAδとCである。
❌ 誤り。Aβは触覚・圧覚・振動覚など識別性の感覚を伝える。正しくは、痛覚を伝えるのはより細いAδとCである。
3. Aδ
✅ 正しい(=正答)。細い有髄線維で、局在のはっきりした鋭い一次痛と冷覚を伝える。
✅ 正しい(=正答)。細い有髄線維で、局在のはっきりした鋭い一次痛と冷覚を伝える。
4. B
❌ 誤り。B線維は自律神経の節前線維(細い有髄線維)である。正しくは、痛覚の伝達ではなく自律神経の節前の伝導を担う。
❌ 誤り。B線維は自律神経の節前線維(細い有髄線維)である。正しくは、痛覚の伝達ではなく自律神経の節前の伝導を担う。
5. C
✅ 正しい(=正答)。最も細い無髄線維で、遅く鈍い二次痛や温覚を伝える。交感神経の節後線維もC線維に含まれる。
✅ 正しい(=正答)。最も細い無髄線維で、遅く鈍い二次痛や温覚を伝える。交感神経の節後線維もC線維に含まれる。
【試験対策ポイント】
| 線維 | 髄鞘 | 主な役割 |
|---|---|---|
| Aα | 有髄・最も太い | 運動・Ia/Ib |
| Aβ | 有髄 | 触圧覚 |
| Aγ | 有髄 | 錘内筋への運動 |
| Aδ | 有髄・細い | 一次痛・冷覚 |
| B | 有髄・細い | 自律神経節前 |
| C | 無髄・最も細い | 二次痛・温覚・交感神経節後 |
伝導速度は Aα>Aβ>Aγ>Aδ>B>C の順。
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