| 種類 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 音韻性錯語(形式性錯語) | 目標語と音韻的に類似 | 「桜」→「さこら」、「うきわ」→「うしわ」 |
| 意味性錯語(語性錯語) | 意味的に関連した語 | 「魚」→「ねこ」 |
| 無関連錯語 | 目標語と無関連 | 「うきわ」→「うちわ」(音も意味も無関連…注意) |
| 新造語 | 意味不明の語 | 「時計」→「せもは」 |
| 再帰性発話 | 常に同じ発話 | 常に「とのとの」 |
形式性錯語の例:「太鼓」→「たこ」(音韻的類似)、「うきわ」→「うしわ」。意味性錯語の例:「先生」→「がっこう」。「犬」→「ドッグ」は意味は同じで別言語 → これは迂言ではなく語性錯語(語彙間の置換)。
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 反響言語(エコラリア) | 相手の発話をそのまま繰り返す |
| 語間代 | 語の一部を繰り返す保続(「そうですですです」) |
| 迂言 | 回りくどい表現(「えーと、あれ」) |
| 補完現象 | 文の末尾を自動的に補う |
| ジャルゴン | 意味不明な流暢な発話(意味性・新造語性) |
| 保続 | 前の反応が持続する |
| 語漏 | 意図せず語が漏れる(流暢性失語) |
「語間代は語漏の一種」は誤り → 語間代は保続の一種。「発語失行 → 語漏」の組み合わせは誤り → 語漏は流暢性失語でみられる。「心像性 → 具象語」は正しい組み合わせ(心像性が高い = 具象的な語)。
流暢性の主要指標:
「保続は流暢性の評価指標」は誤り → 保続は流暢性の指標ではない。「1/10ぐらいの頻度で発せられる最も長い発話」は流暢性の重要な指標。「標準失語症検査のプロフィールから流暢性を診断できる」は正しい。「伝導失語は非流暢性失語の一つ」は誤り → 伝導失語は流暢性失語。
流暢性尺度に含まれるもの:
✅ 発語失行にみられる:
❌ 発語失行にみられない:
「気息性嗄声は発語失行の特徴」は誤り → 発語失行に声質異常はない。「一貫した音の誤りは発語失行の特徴」は誤り → 発語失行は非一貫性が特徴。一貫した誤りは痙性構音障害。
| 特徴 | 発語失行 | 痙性構音障害 |
|---|---|---|
| 口唇音→舌音置換 | ✅(あり) | ✅(あり) |
| 音の歪み | ✅ | ✅ |
| 鼻音への置換 | ❌(なし) | ✅ |
| 一貫した誤り | ❌(非一貫性) | ✅ |
| 音の省略 | ✅ | ✅ |
「発語失行にあって痙性構音障害にないのは口唇音の舌音への置換」は誤り → 口唇音の舌音置換は発語失行の特徴だが痙性にもある。正しくは「鼻音への置換は痙性にあって発語失行にない」。
| 錯読の種類 | 特徴 | 出現する障害 |
|---|---|---|
| 音韻性錯読 | 音韻的に類似した語への置換 | 音韻失読・伝導失語 |
| 意味性錯読 | 意味的に関連した語への置換(「犬」→「猫」) | 深層失読 |
| 語彙化錯読 | 非語を語に変換(「竹藪」→「たやけぶ」など) | 表層性失読 |
| 視覚性錯読 | 視覚的に類似した語への置換 | — |
| 類音性錯読 | 同音・類音語への置換 | 語義失語・超皮質性感覚失語 |
| 規則化錯読 | 不規則語を規則的に読む | 表層性失読(仮名音読に適用) |
| 逐字読み | 1文字ずつ読む | 純粋失読 |
「意味性錯読は純粋失読の特徴」は誤り → 純粋失読の特徴は逐字読み・語長効果。「音韻性錯読は表層性失読の特徴」は誤り → 音韻性失読の特徴。「規則化錯読は漢字単語の音読でみられる」は誤り → 規則化錯読は仮名単語(不規則読みを規則化)でみられる。「語彙化錯読は仮名単語の音読でみられる」は正しい(仮名非語を語に変換)。
「純粋失読に類音性錯読がみられる」は誤り。「非古典型純粋失読の病巣は左角回」も誤り → 左縁上回。
| 症状 | 内容 |
|---|---|
| 過剰書字 | 右半球損傷で出現 |
| 左角回損傷 | 仮名優位の書字障害(漢字優位ではない) |
| 失行性失書 | 他の失行とは独立して出現することがある |
| 前頭葉性失書 | 文字の選択・配列の障害 |
| 脳梁損傷 | 左一側の書字障害 |
| 錯書の種類 | 例 |
|---|---|
| 形態性錯書 | 「侍」→「待」(形が類似) |
| 類音性錯書 | 「親友」→「新タ」(音が類似) |
| 音韻性錯書 | 音韻的置換 |
「貝」→「め」の呼称は形式性錯語(音韻的類似)であり形態性錯書ではない。
「書き取りができれば書称はできる」は誤り → 書称は語想起が必要。「漢字が書ければ平仮名は書ける」も誤り → 漢字と仮名は独立した経路。
「純粋語聾は一側性脳病変では生じない」は誤り。「ABRにて異常を示す」は誤り。「純音聴力検査で大幅な閾値上昇」は誤り。「語音弁別能は正常」は誤り。「純粋語聾と皮質聾は同義」は誤り。「環境音の理解障害を伴う」は誤りとされることがあるが失音楽は伴う。
語音認知障害があると困難になる課題(聴覚入力を要する):
語音認知障害があっても可能な課題:
「語音認知障害 → 呼称が困難」は誤り → 呼称は視覚入力。「語音認知障害 → 非語音読が困難」も誤り → 非語音読は視覚入力。
復唱成績を低下させる要因:
意味システムが損傷されても可能なもの:
意味システムの障害で低下するもの:
意味システム障害で低下する課題: