第4章|先天異常・補綴・その他

対応過去問 4問/難易度 ★★★★☆
📝 このノートはAI編集部が過去問から作成した学習用まとめです。基礎医学領域は専門監修前のため、診断基準・数値・薬剤などの細部は必ず成書・最新ガイドラインで確認してください。
この章のねらい:ここは口唇口蓋裂・補綴的発話補助・口腔癌の再建という、形成外科学と重なりST臨床に直結するテーマです。鼻咽腔閉鎖不全→開鼻声・異常構音舌切除後の構音・嚥下軟口蓋麻痺はいずれも器質性構音障害そのもので、手術で解剖を整え、補綴で機能を補い、STが構音・嚥下を引き出す——という役割分担で押さえます。この章では①口唇口蓋裂と手術 ②先天異常症候群 ③補綴的発話補助手段 ④口腔癌の再建を整理します。

4-1 口唇口蓋裂と鼻咽腔閉鎖不全への手術

口蓋裂で最重要の鼻咽腔閉鎖機能と、それを補う手術/補う対象でない手術の仕分けが問われます。

術式の仕分け

術式目的・仕分け
咽頭弁形成術咽頭後壁の粘膜弁で鼻咽腔の隙間を狭める。鼻咽腔閉鎖不全の代表術式
ファーロー法二重Z形成で軟口蓋を延長+口蓋帆挙筋を再配置。鼻咽腔閉鎖に寄与
プッシュバック法軟口蓋を後方移動して延長する口蓋形成
ミラード法口唇裂の術式(鼻咽腔閉鎖不全の手術ではない)
輪状咽頭筋切断術嚥下(食道入口部開大不全)への手術(鼻咽腔閉鎖不全の手術ではない)
「鼻咽腔閉鎖不全の手術法でないもの」=ミラード法・輪状咽頭筋切断術:咽頭弁形成術・ファーロー法・プッシュバック法は鼻咽腔閉鎖/軟口蓋に働く。ミラード法=口唇裂輪状咽頭筋切断術=嚥下(食道入口部)で、鼻咽腔閉鎖不全には用いない。「口唇の術式」「嚥下の術式」を混ぜるのが定番のひっかけ。
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この章の続きで扱う内容
  • 4-2 先天異常症候群(22q11.2欠失症候群)
  • 4-3 補綴的発話補助手段(PAP・PLP・顎義歯・スピーチエイド)
  • 4-4 口腔癌切除後の再建手術(皮弁)